「やりたいことがわからない」人がキャリアを前に進めるために

2025年7月20日 by SOARist｜株式会社fanfare キャリアコンサルタント岡本陽子 | 0件のコメント

キャリアについて考えるとき、多くの人がぶつかる壁の一つが「やりたいことがわからない」という状態。特に20代、30代でキャリアの方向性に迷い、「自分は何がしたいのか？」が見えず、立ち止まってしまうことがあります。

でも安心してください。やりたいことがすぐに見つからなくても、キャリアは前に進めます。

この記事では、「やりたいことがない」状態からでも一歩踏み出すための考え方と具体的な行動のヒント、実際の相談事例、よくある質問もご紹介します。

🗨️やりたいことがわからない人が前に進むための3つのポイント

① やりたいこと「以外」を見つける

「やりたいことがわからない」ときは、まず「やりたくないこと」「合わないこと」をリストアップするのがおすすめです。

どんな仕事や働き方が苦手か？
どんな環境や人間関係でストレスを感じるか？

この作業は「やりたいこと」を見つけるための逆算。嫌なことが明確になると、自分が望む方向性の輪郭が浮かびやすくなります。やりたくない、嫌だと思うことの真逆のことは、きっとあなたが大きなストレスを抱えることなくできる、やれることにつながります。

② 小さな「興味」や「関心」から試してみる

「大きな夢や目標」を描くのは難しいもの。まずは、日常の中で気になることや興味を持ったことを少しずつ体験してみましょう。

セミナーや講座に参加する
本や記事で情報を集める
ボランティアや副業を試してみる

小さな「好き」の積み重ねが、やがて明確な「やりたいこと」につながることも多いです。

③ 周りからの誘いに乗っかってみる

あなたは周りからの誘いをどうしていますか？

興味があれば行く
よくわからないこと、関心のないことは断っている

誘いに対して取捨選択をすることはあなた自身の選択ではありますので、どちらが良い・悪いではありません。ただ、「やりたいことがわからない」のであれば、関心がなくても周りからの誘いに乗っかってみることもオススメです。参加してみて、興味を持つようになることはよくあることです。行動しなければ感情も動きません。心が動く出会いは自分で見つけるだけではなく、意外と周りからの誘いのなかから見つかることもありますよ。

📚事例紹介｜「やりたいことがわからない」から前に進んだ方々

▶ 事例１｜セミナーを参加して気づいた自分の可能性

自分軸がある、自分の好奇心を突き進んできたセミナー参加者から「今までずっと自分で決めてきてました。周りに影響されて何か始めたりすることがないことに気づきました」という感想を頂きました。自分で決めてきた自信がある一方で自分の見える範囲、わかる範囲の経験行動値になってしまっていたのかもしれない．．．。これは、価値観の幅、考えの幅がある一定化されてしまうことがあります。

周りからの何気ない誘い、影響から「興味関心ないことだったけれど、やってみたらハマってしまった」ということは数多く存在します。そんな周りからの何気ない誘い、影響を得てみる、ということも、新しい動き方のきっかけになります。

👉私の可能性を探る自己分析セミナー開催レポート

▶事例２｜周りからの影響で決めた過去、はじめて自分で選択する現在

幼少期からずっと周りについていっていた経験値が多い方は、転職活動で初めて自分でキャリアを選択する経験をする人も多いかもしれませんね。そうするとやりたいことがない、自分の強みがわからないと不安になってカウンセリングに来られる方もいます。自分自身を言語化するワークを通じて、納得感あるキャリア形成をしていくことができています。

👉はじめて転職活動をするあなたへ｜周りからの影響で決めた過去、はじめて自分で選択する現在