最近の若者はAIにキャリア相談をすることも増えてきました。生成AIの登場で、キャリアの悩みを気軽に相談できるようになりました。24時間いつでも、的確な答えが返ってくる。本当に便利な時代です。
一方で、このようなキャリア相談も増えてきています。
🗨️「ChatGPTに今後のキャリアについて聞いたんです。すごく丁寧に答えてくれて、『確かにその通りだな』って思ったんですけど…なんだか腹落ちしなくて」
🗨️「AIが提案してくれたスキルアップ計画、完璧なんです。でも、なぜか行動に移せないんです」
このギャップの理由は、「正しい答え」と「自分にとっての答え」は、必ずしも同じではない、ということ。
今日は「AIでは解決しないモヤモヤの理由」と、その向き合い方についてAIが答えられない「本当の答え」を見つける90分キャリアデザインセミナーのご案内です。
年度末、相談者に共通する「3つの焦り」

毎年この時期になると、社会人のためのキャリア相談室にいらっしゃる方の悩みには、ある共通点が見えてきます。
1. 「周りと比べて焦る」タイプ
「SNSで同期や大学の同級生の昇進報告を見るたびに、自分だけ取り残されている気がして…」
30代前半のAさん(サービス業勤務)は、スマホを見るたびに落ち込むと話してくれました。同期はマネージャーに昇進し、学生時代の友達は副業で成功している。自分も何かしなきゃと焦ってChatGPTに「収入、キャリアを上げる方法」を聞き、資格取得の計画まで立てたそうです
でも、なぜか勉強が手につかない。
お話を聞いていくと、本当は「年収アップ」よりも、「今の職場で信頼される存在になりたい」という想いがあることが見えてきました。他人と比較していた自分に気づき、「あ、私が本当にほしいのはこれじゃなかった」と。
2. 「転職すべきか迷っている」タイプ
「AIは転職のメリット・デメリットを完璧に教えてくれるんですけど…結局、自分はどうしたいのか分からなくて」
40代のBさん(IT企業)は、転職サイトに登録して半年。毎週のように求人を見てはAIに相談し、また求人を眺める日々を繰り返していました。
「AIの回答は論理的で正しいんです。でも、どれを選んでも『これだ!』って思えなくて」
実は、Bさんが本当に悩んでいたのは「転職先」ではなく、「自分は何を大切にして働きたいのか」という価値観が定まっていないことでした。その土台がないまま選択肢を増やしても、迷いは深まるばかりだったんです。
3. 「やりたいことが分からない」タイプ
「スキルアップしなきゃって思うんですけど、何のスキルを身につければいいのか…」
30代のCさん(事務職)は、育休から復帰したばかり。AIに「子育て復帰のキャリアアップ」について聞き、たくさんの提案をもらったそうです。
でも、どれもピンとこない。
「自分で考えても、AIに教えてもらっても、本当は何がしたいか、わからないんですよね」
その言葉に「それを一緒に見つけるのが、私たちキャリアコンサルタントの仕事ですよ」とお答えしました。AIは「世間一般で求められていること」は教えてくれますが、「Cさんが心から望んでいること」は、Cさん自身にしか分からないのです。
キャリアカウンセリング相談から見えた共通点

A さんもBさんもCさんも、情報不足で困っているわけではないんです。むしろ、AIから得た情報は十分すぎるほどあります。
3人に共通して本当に必要としていたのは、AIが答えられない「あなたの感情」であり、「自分の感情を整理し、言語化し、受け止める時間」でした。
キャリアの悩みは、実は「情報が足りない」問題より、「感情が整理されていない」問題の方が圧倒的に多いです。
👉本当は不安なのに、「スキルアップすべき」という正論で蓋をしている
👉周りの目を気にして、自分の気持ちに向き合えていない
👉焦りで頭がいっぱいで、「自分はどうしたいのか」が見えなくなっている
こういう状態で、どれだけAIに完璧な答えをもらっても、心は動かないんですよね。
「Do(すべきこと)」の前に「Be(ありたい姿)」を

私たちキャリアコンサルタントがセッションで大切にしているのは、「何をすべきか」の前に「どうありたいか」を明確にすることです。
| AIが得意なこと | 人間にしかできないこと |
|---|---|
| 客観的な情報提供 | 感情の受容 |
| スキルアップ計画の作成 | 価値観の言語化 |
| 選択肢の提示 | 「本当はどうしたい?」という問いかけ |
| 論理的な分析 | あなたの物語に寄り添うこと |
たとえば、こんなやりとりがよくあります。
このような「英語スキル」という手段から、「お客様と深くつながりたい」という本質的な願いが見えてくると、行動が変わります。
英語の他に傾聴力を磨く、業界知識を深める、といった別のアプローチも見えてくる。そして何より、「やらされている感」が「自分で選んだ感」に変わります。
このセミナーで大切にしたいこと

今回の90分間では、こんな時間を過ごしていただきたいと思っています。
📣ゆっくり、自分の声を聞く
会社の期待、家族の期待、世間の常識など、私たちは「こうあるべき」という外の声に囲まれています。
でも、90分だけは、そういう声を少し脇に置いて、「自分は本当はどう思っているんだろう?」という内側の声に耳を傾けてみませんか。
📣正解を探さなくていい
このセミナーには「正解」はありません。
あなたが感じていること、思っていることに、間違いも正解もない。ただ、それをそのまま受け止めて、言葉にしてみる。それだけで、心はずいぶん軽くなります。
📣他人と比較しなくていい
「周りはもっと頑張っている」
「私はまだまだ」
そんな声が聞こえてきたら、いったん手放してみましょう。
他人のペースと、あなたのペースは違っていい。大切なのは、あなたが自分のペースを取り戻すことです。
参加された方の声(過去のセミナーより)

セミナー詳細

日時
📅 2026年3月12日(木)19:30〜21:00
📅 2026年3月20日(金・祝)10:00〜11:30
形式
オンライン(Zoom使用・顔出し不要)
こんな方におすすめ
✔️ AIに相談しても、なぜかスッキリしない方
✔️ 「このままでいいのか」と焦りを感じている方
✔️ 転職すべきか、今の職場で頑張るべきか迷っている方
✔️ 自分の気持ちを言語化する時間がほしい方
✔️ 新年度を心軽やかに迎えたい方
参加費
3,000円
※キャリア手帳2026年版をご購入の方は参加無料です。キャリア手帳の詳細はコチラ
👉セミナー申込はこちら
AIと人間、どちらも味方につける

最後に、誤解のないようにお伝えしたいのですが、私はAIを否定しているわけではありません。
むしろ、AIは素晴らしいツールだと思っています。情報収集や客観的な分析では、人間よりずっと優れている部分もたくさんあります。
ただ、AIの提案を「自分事」として受け止め、行動に移すためには、感情が整理されていることが前提になります。
感情の整理は人間の役割。情報整理はAIの役割。
両方を上手に使い分けることが、これからのキャリア形成には大切だと感じています。
「AIが答えてくれない」のは、AIの限界ではなく、AIがあなたの代わりに感じることはできないから。
あなたの感情、あなたの価値観、あなたの物語は、あなた自身が言葉にして初めて、明確になります。
この90分間が、あなたにとって「自分と向き合う、大切な時間」になりますように。
皆さまのご参加を、心よりお待ちしています。
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