入社3年以内に離職をする大卒者は3割、高卒者で5割、中卒者に至っては7割を超える、いわゆる七五三現象は、過去10年以上前から変わっていません。これだけ世の中の流れが急速に変化していても、学内でキャリア授業やインターン授業等取り組んでいても、ほぼ変化しない新卒者の離職率。これは思い描いていたキャリアのギャップ、成長できないというキャリアショックから離職に至るケースがあります。キャリアショックを受けないために企業としてできることは、若手育成のために必要な3つのことをバランスよく育むことです。
仕事探しは人生のターニングポイント

「今の時代は転職が当たり前の時代になったから、気楽にすぐ辞める?」
「今の若者は、面倒くさがり。すぐに諦めてしまう」
あなたはそのように思っていませんか?
働く場所を見つけることは、本人にとって人生におけるターニングポイントの一つです。
✔失敗したくない
✔自立してお金を稼ぎたい
✔知識・技術を身につけて成長したい
そのような期待値を膨らませて入社してきているはず。
誰も適当にあなたの企業を選んで内定を承諾していません。それにもし適当に選んでいるような人がいるようであれば、それは企業としての採用力が低いと言っているようなものですよね。
ごく少数派の中には、キャリアビジョンが明確にあって(例えば独立や親の事業継承とか)、そのための社会経験を育むために離職ありきの就職をする方もいます。このような具体的な目的を持った学生はほんの一握りで、ほとんどの学生は単純な目標です。
✔安定した生活を送りたい
✔頑張ることでしっかり稼ぎたい
✔どうなるか明確ではなくても、仕事を通じて自己成長できそう
そんなざっくりとした目標を持ちその目標が満たされるであろう、あなたの企業を選択しています。
その中でキャリアギャップ、キャリアショックを受けて離職をする若者は、若手育成に必要な3つのバランスが崩れてしまっているからかもしれません。
若手育成に必要な「心技体」

若手育成に必要なことは「心技体」の3つの合わさった力です。
心・・・対人関係を良好に保つためのヒューマンスキルの向上
技・・・仕事を通じて必要な知識・能力・技術の向上
体・・・仕事を通じて自信が持てることで、働くエネルギーの軸が定まる成長実感の向上
まず「心」を豊かにすることは、ビジネスの基本ですよね。これはどんな業種、職種でも必要な力です。
次に「技」を磨くことで、仕事の専門性が高まり、能力の深みを増すことができます。プロフェッショナルに育てるために必要な力です。
最後に「体」を鍛えることで、働きがい、やりがい、生きがいを育むことができます。仕事に対して自信を持つことで、仕事に対する姿勢、表情、立ち振る舞いが変わります。また、周りから信頼されているという安心感や、必要とされているという存在価値が、さらに帰属意識を高めてくれます。
「心」と「技」の土台があって「体」は創られていく

若手育成に必要なことは、知識や技術のレベルアップだけではなく、「心技体」という3つの力のバランスが大事で、どれか一つが突出していたらいい、というわけではありません。
例えば、心が豊かであっても技が磨けない環境は、ビジネスの場というよりもサークルやコミュニティのようですよね。学べない環境にいつまでも成長できないキャリアショックを受けるかもしれません。
また、技は磨ける環境であっても、心が豊かにならず職場の人間関係にうまく対応できない、ということも起きてしまいます。
ましてや、心と技が満たされていない環境の中では、自分に自信を持てる「体」の向上は起きません。
いつまで経っても自分に自信を持てない環境は、自分だけ成長が止まってしまっているようなキャリアショックを受けることが多いのです。
個人の働くエネルギーはファーストキャリアで磨かれる

ファーストキャリアで得られた体験は、本人にとってとても重要で貴重な経験です。ファーストキャリアで得た成長実感は、その後の本人のキャリア形成に大きく影響していきます。
それは、幼い頃何かに夢中になったことと同じように、一度褒められたり、成長を実感できたりすると、益々同じ経験を増やしていきたいと思うようになるからです。
でも普段の業務の中で、ストレートに褒めない上司もいますよね。それが悪いことではありません。ただ、成長を実感し自信を持たせることは、上司として役割の一つでもあります。とはいえ、普段褒めない上司が急に褒めてきても歯がゆさや少し居心地の悪さを感じてしまうことがあります。
そんなときは、周りを使ってみても良いですよ。
「最近、あいつ頑張ってるよな」
そんな何気ない一言が、周り廻って本人の耳に入ります。直接言われるよりも、周りから聞くことで、何倍も真実味が増します。
社外のキャリアコンサルタントを活用して若手社員の「体」を充実させよう

ファーストキャリアの挫折は、その後の仕事人生(キャリア)を妨げる要因になりやすい、と言われています。
そう思うと転職活動も上手く進めることができません。これがニート、引きこもりになりやすい要因になっていきます。だから若手育成には「心」や「技」を磨くだけではなく、「体」である働くエネルギーになる成長実感を持つことが必要なのです。
もし、あなたの企業が成長実感を持たせるような経験ができていないかもしれない、と思うのであれば、それはきっと成長に気づいていないだけかもしれません。何も特別な経験を積ませる必要はありません。日々仕事を取り組む中で得られる知識・技術の向上、対人関係力の向上から得られる自己成長は確実に育まれています。
若手育成の「心技体」をバランスよく保てるようにするために、成長実感に気づく支援のプロであるキャリアコンサルタントに、若者の「体」の育成を任せてみませんか?社外の第3者の役割を担うキャリアコンサルタントだからこそできるキャリア面談を通じて、成長実感に気づく振り返りと、今後企業の中で働くうえでの成長期待などを得ることができます。
きっと面談後には、働くエネルギーが満たされる若手社員で溢れるようになりますよ。
★キャリアコンサルタントがおこなう若手従業員のキャリア形成支援「採用定着のおかみさん」サービスを活用してみませんか?詳しくはコチラ
オススメの関連記事
1年以内に離職されてしまう企業必見!帰属意識を高めるための3つのポイント
突然の離職相談でも困らない、誰でも簡単に本音を聴きだすための魔法の質問
若者とのジェネレーションギャップを感じている方に押さえておきたい一つのこと
