先日、求職中の方のキャリアカウンセリングをおこないました。書類選考は通過しても面接が上手くいかない、もう何社も落ちていて悩んでいる方からの相談でした。スキルもある、経験も高いのに内定をもらえない原因は、たった一つ面接を受ける際の「私らしさ」という自己表現の違いからでした。自己表現をしていくことで、その後の内定率も上がり、希望の職種で内定をもらえた相談者の声をもとに、面接で大切な「私らしさ」という自己表現の大切さについて、私なりにまとめてみました。
スキルや経験の高さでも内定をもらえないもどかしさ

きっかけは、LINE相談でした。
「求職活動中で、面接を受けているがなかなか内定がもらえず悩んでいます。」
という相談でした。話しを聴いていくと、しっかりとスキルも高く、経験も豊富な方で最初は面接に慣れていないだけなのかな?という印象でした。でもLINEでキャリアトークをしていくうちに、スキルや経験は持っている方だけど、どんな人だろう?と「その人らしさ」があまり見えないことに気づいたのです。
自己の棚卸しは「職種・業務」と「私という持ち味」

求職者がよく陥りがちなことは、今までの職種・業務の棚卸しはしていても、自分自身の特徴・持ち味の棚卸しをできていないことが多いことです。スキルや経験の豊富さは、確かに魅力的でしょう。でも例えば同等のスキルと経験を持った方が何人も面接に来た場合、他にどのようなことを考えて選考基準にすると思いますか?
それは、「その人の人間性」であり、「らしさ」という持ち味です。
自分自身の特徴・持ち味という「あなたらしさ」を表現できることで、あなただから採用したいという唯一無二の内定を獲得することができるのです。
「私らしさ」を表現するだけで劇的に面接が変わる

LINE相談を2週間受けた方から、このような感想を頂きました。
相談を受けた当初は、全く内定をもらえない、一次面接が受かることがやっとの状態でした。何社も受けては内定をもらえず、手詰まりの状態でLINE相談に申込をされました。
LINE相談は対面相談とは異なり、表情やしぐさ、声のトーンから読み取ることはできません。全て文字で読み取っていくため、文章や表現から人間性を読み取っていく形になります。これが簡単なようで結構難しいんですよね。私の返事も、投げやりな表現にならないように、でも指摘するところはきちんと指摘しないといけない。たった一つの単語で、たった一つの表現で相手が気分を害してしまわないように、しっかり伝えていきます。
その中で、とにかく私がこだわってお聴きし続けたことは、相談者の特徴・持ち味、「その人らしさ」とはどのようなことかを見つけていくことでした。
今回の相談者は、スキルも経験も十分にある方でした。きっと採用されると十分に活躍できる方なんだろうと、そんな印象を当初から持っていました。ただ、文面一つひとつが、全てキレイな表現をされる方で、なかなか「その人らしさ」という持ち味が見えてこなかった方でもありました。
確かに中途採用されるには、スキルが高い、経験が豊富、という仕事・業務のレベルの高さを求められる企業はあります。でもそれだけでは内定はもらえません。なぜなら企業は業務レベルだけを求めているわけではないからです。
- この人を採用して、今の人員と上手くやっていけるだろうか
- クライアント先に気に入ってもらえる人間性だろうか
このような、職場内の関係性、クライアント先・委託先との兼ね合いも必要とされます。どれだけスキルが高くても、どれだけ経験が豊富でも、人間関係の部分で上手くやりとりができるのか、はとても重要な部分です。
でも多くの転職希望者は、ご自身の人間性の部分は後回しで、今までの経験がどれだけ凄いのかをアピールされる方がいらっしゃいます。どれだけ凄い方でも、社内を荒らすような人間性、社内に馴染まない方だと思ってしまうと、とても内定は出せません。だから経験値の中に「自分らしさ」という持ち味を伝える自己表現をする必要があります。
「あなたらしさ」を認めてくれる企業に出会うことの意味

LINE相談では、相談者の持ち味の部分のやりとりを繰り返していくことで、ずっと落ち続けていた面接が通過し、最終面接の連絡をもらいました!という連絡を頂きました。エージェントを通じて面接をおこなっていたため、エージェントからのフィードバックも「人間性◎」という評価だったそうです。
「人間性◎」というフィードバックって嬉しくないですか?それは、スキルやノウハウだけではなく、あなたという人間性を認めてくれた、という事です。
それはきっとあなたという人間性は、
- 社内環境に上手く馴染んでくれるだろう
- 新しい良い風を起こしてくれるだろう
そのような認識をしてくれた、ということを意味します。
それに、あなたという人間性を理解してくれて内定を出す採用担当者は、その後その企業で働く際に何かあった時の良き相談者、良き理解者にもなります。だからこそ、スキルや経験値だけで採用されるのではなく、あなたという人間性もきちんと理解した上で内定をもらえる方が良いのです。
自己PRで伝える「あなたらしさ」

面接はたった1度きりです。その一度の機会で、その後の仕事人生(キャリア)が変わっていきます。だからこそ、後悔しない面接をしていかなければいけません。聞かれるまで言わない、聞かれてから答えるという姿勢では、あなたの人間性がわからないまま面接が終わってしまうことがあります。
今までの経験・スキルを話すだけではなく、あなた自身の持ち味「あなたらしさ」を加えた経験・スキルの自己PRに変えていくことで、面接担当者はあなたに興味を持ってくれます。あなたという人間性をもっと知りたいと、質問も多くなっていくでしょう。その質問にしっかり答えられる体験・エピソードがあればあるほど、あなたの人間性に真実味が増していきます。
その体験エピソードを自然とスラスラ話せるようにするには、「自分自身の特徴・持ち味の棚卸し」をしっかりすることです。
あなたは、職種・業務の棚卸しだけをしていませんか?
もし、職務経歴書は完璧に仕上げていても、面接が上手くいかないようであれば、もう一度自分自身の特徴・持ち味の棚卸しをしっかりしてみることから始めてみませんか?
●LINEでキャリアトーク!をご希望の方はコチラ
オススメの関連記事
SNS相談とキャリアカウンセリング|解決の糸口を見つけるためのファーストステップ

