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三方よしから五方よしへ

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三方よしから五方よしへ

「安くて質も良い」に加えて、製造元の「働き手」や「環境にも良い」ということが近年求められています。それはもはや「売り手よし、買い手よし、世間よし」という「三方よし」という考えだけでは、成立できない領域にきています。

今求められている「五方よし」とは?そしてその「五法よし」を取り組むためにはじめていきやすいことはどのようなことなのか―。キャリアの観点から、「五方よし」についてまとめてみました。

 

あなたの商品が選ばれるために必要な「五方良し」とは?

疑問

「安かろう、悪かろう」の時代から、「安く・質も良い」の時代に変わりました。でも近年は、「安く・質も良い」でも、製造している働き手が「悪い」環境で働いている商品は選ばれない時代になってきています。

 

「売り手よし、買い手よし、世間よし」という「三方よし」の時代から、

「売り手よし、買い手よし、世間よし、働き手よし、未来(次世代)よし」という五方よし

ということが求められているのではないでしょうか?

 

①劣悪な環境・低賃金で働かせて成り立つブランド商品

②ブランドよりも質は落ちるけれど、働き手の愛情がこもった商品

あなたがこれらの商品を選ぶとしたら、どれを選びますか?

 

なぜ、「五方よし」なのか?

五方よし

三方よしで経済成長・発展してきた日本ですが、一方で環境汚染や重労働を強いられる労働者を多く抱えました。いくら「売り手よし、買い手よし、世間よし」と言っても「働き手悪し、環境悪し」では良くないですよね。

五方よしとは、様々な五方がありますが、私はこれが好きです。

 

売り手よし

買い手よし

世間よし

働き手よし

未来(次世代)よし

 

どれだけ世の中に必要とされている商品をつくっていても、従業員が身を粉にして働く、「売り手よし、買い手よし、世間よし、働き手悪し」の時代は終えようとしています。

働き方改革が進む中で、残業時間の制限や有給休暇の義務化など、従業員が働く上で身体の健康面を考慮した体制・整備がおこなわれています。ゆくゆくは従業員を大切にしない働き手悪しのブラック企業は淘汰されていくと言われています。

 

また、身体の健康面だけではなく、従業員の働きがい・やりがいを感じるこころの健康を考えていくことも企業にとって必要になりました。

✔メンター制度

✔ブラザーシスター制度

✔キャリア面談

など「働き手」のことを考える制度が多くなりましたよね。生活のため、お金のため、役職にあがることだけを目的としているわけではありません。

 

✔働くことで得られる成長実感

✔働く存在意義や存在価値

✔働く意欲が高まる働きがい・やりがい

そのような働く個人の満足感・幸福感を得られる環境で働くことで、企業に対しての帰属意識や、一人ひとりの生産効率も自然に上がっていきます。

 

「五方よし」の企業づくりをするために

SDGs

そんな五方よしを実現するためにはどうしたら良いのか?その答えは「SDGs」にあります。

SDGsとは、

持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。 SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。 外務省HPより引用

 

一見、社会貢献のイメージや、大企業でなければ取り組めないことのような印象を持たれますが、中小企業こそ、取り組むべきテーマです。でもイメージが先行して、SDGsは自分の企業には関係ない、企業利益につながるイメージができない、SDGsとか言っている余裕なんてない…、と考えている中小企業は少なくありません。それは本当にもったいないことなのです。

 

SDGsの取組みとは?

SDGs

例えば一つ目のテーマである「貧困をなくそう」。発展途上国のような絶対的貧困もあれば、日本国内においても、ひとり親家庭や低所得者層における相対的貧困もあります。その相対的貧困に対してできることは?を考えていくと、「こども食堂」があります。また、12番目のテーマである「つくる責任、つかう責任」において飲食業界のテーマでもある「食品ロス」を防ぐために、相対的貧困層に対しての取組みを始めることができます。

そのような仕組みは、「飢餓をゼロに」「すべての人に健康と福祉を」「質の高い教育をみんなに」というテーマに広がっていきます。そして何より17番目のテーマ「パートナーシップで目標を達成しよう」に繋がっていくのです。

 

中小企業1社でSDGsの取組みは、もしかしたら達成しづらいかもしれません。でも異業種を絡めたビジネス展開をすることで、パートナーシップで目標を達成することに広がっていくことは無限大にあります。

 

SDGsを他人事に考えず、自分事に視点を変えてみることで、「未来(次世代)よし」のビジネスが生まれます。また、そのようなビジネスをおこなっている企業で働く個人は、働きがい・やりがいを持って働くことができ、「働き手よし」にもつながっていくのです。

それはつまり、

売り手よし

買い手よし

世間よし

働き手よし

未来(次世代)よし

この五方よしの考え方につながっていくのです。

 

今さら聞けない?だからこそ今からSDGsの基本を学ぼう

ビジネス

まずはSDGsとは何か?SDGs入門から学んでみませんか?

✔SDGsの基本の「き」

✔カードゲームを通じてSDGsを体験する

✔SDGsで新たなビジネス、パートナーシップを展開する

そのようなSDGsを学ぶカフェ会を開催しています。参加者同士SDGsを語りあうことで、思いがけないビジネス展開が生まれるかもしれません。

またSDGsを通じて、ご自身のキャリアについても一緒に考えていきます。昨今の急激な社会情勢の変化、働き方改革において、ブレない「あなたらしさ」という価値観の中で、どのようなキャリアを築くことが最善・最良の答えになるのか、一緒に考え見つけていきます。

 

現在は大阪でリアル開催をしておりますが、ご希望であればオンラインでの受講も可能です。オンラインを希望の方は、申込時に「オンライン希望」とご記入下さい。

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投稿者: SOARist|株式会社fanfare キャリアコンサルタント岡本陽子

納得感ある仕事人生(キャリア)を築くための「働く気持ちの体力を回復し、働く気持ちのリズムを整えていく時間」を提供するキャリアコンサルタント|オンライン相談付きキャリア手帳考案者

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