どんなに経験を積んだ人でも新しい環境に慣れるまでは数ヶ月はかかります。ましてや未経験で新しいことを始める方は、もっとプレッシャーやストレスを感じるでしょう。プレッシャーとは、自分の成長を高めるための良いスパイスとなる場合と、プレッシャーを感じ過ぎて、身動きがとれなくなってしまうことがあります。
今回は、プレッシャーのしんどさを超えてやりがいに感じる、しんどいけれど楽しいという「たのしんどい」に変わるまでについてまとめてみました。
しんどさ×楽しさ=「たのしんどい」に変わるとき

仕事の成長は植物の生長に似ています。植物の生長を例にして、プレッシャーのしんどさを、しんどいけれど楽しい、しんどいけれど将来自分の糧になる、と感じるようになるために必要な5つのことは、主に下記の5つです。
- 自分という種
- 土壌
- 水やり
- 太陽の光
- 肥料
この5つの相乗効果が、グングン成長スピードをUPさせることができます。また、どれか一つの悪化が、成長スピードを急激に鈍化させてしまいます。
仕事にプレッシャーはつきもの

新しいことを始めるとき、順風満帆に上手くいくことは殆どありません。誰もが失敗を繰り返し、悔しい想いを味わいながら経験という免疫をつけて成長していくものです。そのしんどさを感じるウェイトが高い時期を抜け出すには、早くても3ヶ月~6ヶ月。右も左もわからなかったスタートから徐々に周りが見えてくるときでもあります。
また、環境に馴染みやすい方はこのあたりから、自分で考えながら一工夫しだす時期でもあります。その工夫も成功や失敗の繰り返しです。周りから褒められたり、ある特定の業務を任されたり…、成功体験が増えてくると楽しさが芽生え始めてきます。
このように、しんどさや仕事のプレッシャーを感じることは決して悪いことではありません。現在の自分の力から少し背伸びをしながら手に入れたことで、その背伸びしていた期間が達成感に変わり、成長していく過程になるからです。
ただ、なかには現在の自分の力量内でやりたいと思う方もいらっしゃいます。少しのプレッシャーも感じずにおこなう仕事は最初はストレスフリーで楽しいかもしれませんが長続きしません。大抵の場合、何か物足りなさを感じたり、いずれは新しいことを求めていく行動に変化していきます。変化が起きるということは何かしらのプレッシャーやしんどさがついてくる、ということを意味します。
しんどい時期にリタイアしてしまう理由

楽しさの芽が出るまでは、植物の生長と同様に、まずその芽がでる土壌がしっかりできていることかどうかです。
乾ききった土地の場合はまずは土を掘り起こし、育ちやすい土壌をつくります。そしてたくさんの日光を浴びながら水を与えることで、芽が出てくるようになりますよね。その芽が出てくるスピードも、同じ時期に種を蒔いても同時に芽がでてくることはありません。それぞれちょっとずつ違う、芽が出るスピード、葉っぱの大きさ、双葉からの生長…。仕事においても同時入社でも成長スピードが異なる理由はそれぞれ持っている種が一つひとつ異なるからです。
もちろん、最初から土壌が整えられている場所であれば、芽が出るスピードも速くなることもありますね。この土壌という部分は単純に職場環境や社内体制だけを意味しているものではなく、自分自身の仕事の向き合い方、メンタル面も大きく関係します。意見を受け入れる誠実な姿勢や素直さ、柔軟な対応や、少しの外敵な要因を跳ね返すストレス耐性などが当てはまります。
そして、周囲のサポートを得ながら「水やり」という様々な経験や、「太陽を浴びる」という情報を蓄積していくことで、芽が伸びだしていくのです。
多くの方はこの「土壌」「水やり」「太陽を浴びる」ことについて、理由付けをしてリタイアすることが多いのです。
例えば、こんな事例。
教育体制ができていない社内環境(土壌)が悪い。
環境が良ければ自分はもっと成長できるはずだ
新しい経験(水やり)をさせてくれないからいつまでも同じ場所で止まっている気がする。
仕事がマンネリ化して不自由さや退屈さを感じる。
今ある単純な仕事に追われ知識や情報(太陽を浴びる)を得ることができない。
自分のキャリアを積めない気がしている。
このように、芽が出ないことを周りや何かに原因に置き換え、仕事のプレッシャーというストレスを軽減させることは誰にでもあります。
別記事で、ストレスについてまとめた記事があります。ストレス過多と感じている方はこちらも合わせてお読みください。
ストレス耐性は高い低いが問題ではない!本当のストレスの向き合い方
ストレスを軽減させる方法の一つとして「肥料」を与えるという方法があります。この肥料とは、周りに相談することです。ストレスを抱え込んだり、モヤモヤしているときほど、自分を客観的に考えることは難しくなっていきます。だからこそ、相談することによって、自分の中で考え、もがいても見えてこなかった新鮮な気づきを得ることがあります。
また、せっかく良い土壌で沢山の太陽の光と水を得ながら成長しようと思っても、それを阻む外敵要因も出てくることは少なからずあります。その要因に対して、向き合える揺るぎない自分であるかどうかが問われます。向き合っても上手くいかない…、そんなときも肥料という相談をするようにしましょう。
その肥料は、自分自身の周りにいる同僚や友達、家族への相談などで解決できます。しがらみのないフラットな状態で今の状況を相談したい方には、第3者の立場であるキャリアコンサルタントがその肥料の役目を果たします。その肥料はあなたに今できることは何かを新ためて気づかせ、隠し持っていた特徴を思い出させてくれる、そんな沢山の「気づき」を支援します。自分のことはわかっているようで案外わかっていないですよね。だから改めてわかる新鮮な気づきの一つひとつが、成長を促す肥料となるのです。
たのしんどいに変わると見えてくるものとは

この5つが上手くいくようになれば、いつしかしんどさのウェイトよりも「しんどいけど楽しい」という状況になります。つまり、それが「やりがい」に変わる瞬間です。
しんどさはプレッシャーの一つでもあります。でもそのプレッシャーを楽しめるようになったとき、自分自身にとって「やるべきこと」が見えるようになるのです。その「やるべきこと」を成し遂げる迄に多少の困難はあって当たり前だと思うようになります。
また、このころから相手から「求められていること」が何かがはっきりわかるようになります。周りに喜んでもらいたい、評価されたい!ということは人間の本質でもありますので、その「求められていること」にも柔軟に対応することができていくのです。
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