石橋を叩いて渡る安全志向の方によくありがちな「先読みの誤り」。慎重と言えば聞こえはいいけれど、将来のできごとを過度に不安な渦で膨らませてしまいます。実際には起こる可能性はほとんどないけれど、本人の中では現実に起きてしまう未来として考えてしまう「結論の飛躍」。飛躍しても結論として出た答えに導かれ、不安になったり身動きがとれなくなってしまいます。
そんな先読みの誤りをする方の傾向と対策についてまとめてみました。
結論づけて動けなくなる先読み
「先読みをする」こと自体は誰もがしていることですし、仕事において先読みして行動することは気が利くというハイパフォーマンスで喜ばれることです。ただ、ここで言う先読みとは、一つの嫌なことや思い通りにいかなかったことで、今後の予測できない未来も全て悪いことが起きると決めつけてしまうことにあたります。
きっと上手くいかないから動かない方がいい
今悪いことが起こっているから、この先も同じように悪いことが起きる
自分がどれだけ動いても同じ失敗をしてしまう、若しくはそれと同等の嫌なことが起きると結論づけてしまい、動けなくなってしまうことです。
先読みする不安の9割は何も起こらない
実際、不安視している未来のできごとの9割は思っているような不安なことは起こらないと言われています。経験をすることで、その失敗や嫌なことにも免疫がつき、改善する方向へ考えていくからです。病気にならない赤ちゃんなんていませんよね。病気やケガを経験しながら人は大きくなっていきます。
考え込み過ぎて動けなくなる前に、動くことで学ぶ経験や気づきを得ることで、不安は回避されていきます。だから考えている9割以上の不安要素は起こらない。仮に起きたとしても、その動いた経験値が成長に繋がっているので、免疫がつき同じ失敗や苦い経験を経ることは少なくなるのです。
新しいことを始めた時に何かしらの失敗があったときに、次に動くことを躊躇する方は、この結論の飛躍、先読みの誤りをしていることが多くみられます。
まずは考えすぎずに動いてみる、ということを心がけてみるといいですよ。
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