リアルな場に感じる周りの雰囲気に飲み込まれて、考えていたことが言えなかった経験をお持ちの方へ。
最近では対面からオンラインへ移り変わり、オンライン環境に慣れてきた方もいらっしゃるのではないでしょうか?研修も集合型からオンラインへ変わることで、新たな可能性も多く見いだされるようになりました。その可能性を活用できる一つが、「論理的に話す練習の場になること」です。
オンラインならではの特性を活かした話す練習をすることで、リアルな場になっても論理的に話すクセができるようになります。
(※この記事ではZOOMを例にしています)
論理的に話すことが苦手な方の傾向
あなたは、このようなことで困った経験はありませんか?
- 話しが長くなり、まとまりがない
- 短く論理的にわかりやすく伝えることができない
- 自分の考え・意見を相手に上手く伝えられない
これらは、オンラインのブレイクアウトセッションで話す練習を繰り返し、慣れていくことで、自然に論理的に簡潔に話すことができるようになるかもしれません。
リアルな場の緊張感と自宅でできるオンラインの安心感の違い
オンラインのブレイクアウトセッションの魅力は、このようなことがあげられます。
- 時間表示されるため、残り時間がわかりやすい
- 一人当たりの割り当てられる時間が明確
- 少人数のため、緊張感が少ない(プレビュー画面の設定変更によって、表示人数を変えられる)
一般的に、オンラインのブレイクアウトセッションでは、均等に時間が割り当てられます。ブレイクアウトセッション10分間で4名ずつのルームの場合、「1人2分×4名=8分+まとめの時間」という流れです。そうすると、2分で発表しよう、という意識が向きます。そしてその意識とブレイクアウトセッション内にある時間表示がリンクされ、時間に意識しながら話すクセができていきます。
相手の目線が気になるようであれば、プレビュー画面を調整できます。リアルであれば、
相手の目線が気なってしまう
↓
周りと目線を外す
↓
下を向いて話してしまう
このようになりがちです。すると自信のなさを感じますし、下を向いて話すので聞こえづらいと言われるかもしれません。そう言われると、さらに発言しづらくなってしまいますよね。
オンラインでは、「目線=カメラ」になりますので、多くの目線を気にせずに一点に集中できます。
また、自分の部屋で受講しているため、自分の部屋という環境の安心感・安全面も魅力の一つです。リアルの場になると、周りの方々と場を共有している緊張感を感じやすい方もいます。オンラインであれば、その緊張感はなくなり、リラックスして参加することも気持ちの安定がしやすいですよね。
受動的な参加から自発的な参加へ
最初は、時間を意識して話す、伝えるという練習をしていく中で、上手く言えなかったということが多いかもしれません。そんな時は、何を話すかまず紙に箇条書きでも良いので書き出してみるといいですよ。その箇条書きをした中から、「結論→理由→(具体例)→最後にもう一度結論、主張」というPREP法の話し方にまとめると、聞きやすく伝わりやすい内容になります。
具体例は時間がなければ省略しても構いません。理由も3つほど上げると、結論の意味付けに説得力が増します。箇条書きにした内容で話す順番を付けていくことで、時間内に論理的に話す練習がオンラインを通じてやれるようになります。紙に書いて、それを読むことができるのも、オンラインならではのやり方ではないでしょうか?
それらをやり続けていると、時間に意識して論理的に話す基礎体力はついていきます。そうすると、リアルな場で、周りの目線や場の雰囲気の緊張感がある中でも、その基礎体力が自信となり、無理なく自然に話すことができるようになるかもしれませんね。
学生の方はオンライン授業で、社会人の方はブレイクアウトセッションがある対話式のオンラインセミナーを受講することで経験値を得られていきます。オンラインが増えた今だからこそ、オンラインワークを上手く活用して、ご自身の考え・意見を論理的に簡潔に話すことを心がけてみてくださいね。
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