できないことをできるようにしていくためには行動の継続と改善を繰り返していく必要があります。その期間に落ち込んだり、イライラしたり、感情の起伏が大きくなることで、結局諦めてしまったことはありませんか?習慣化していくためには4つのステージがあります。この4つのステージの理解をしていくことで、自己否定などもなくなり、無理なく習慣化していくことができるようになります。
この投稿の目次
習慣化のための4ステージとは
できないからできるようになるまでには4つのステージがあります。
【ステージ1】できないことにすら気づけていない「無意識的未熟」
【ステージ2】意識してもできない「意識的未熟」
【ステージ3】意識すればできる「意識的熟練」
【ステージ4】無意識にできる「無意識的熟練」
まず、何ができていないのか、ということに気づくことからスタートし、意識しながら行動・改善を繰り返し、無意識にできるようになっていくことで習慣化されていきます。
無意識に行動でき、無理なく完了させていくことができる「無意識的熟練」は、あなたの生活の中でおこなう習慣の中にあり、その行動力こそがあなた自身の強みでもあります。
できないことにすら気づけていない「無意識的未熟」を知るには?
できないことに本人が気づいていないことはよくあります。でも結構周りはあなたのことを知っています。
「周りは知っているけれど自分は知らない自分」の領域です。
無意識的未熟に気づくには、周りからフィードバックをもらうといいですよ。周りからフィードバックをたくさんもらうことで、気づいていなかった短所・未熟なことに気づきます。そして意識して取り組んでいくことで第2ステージの「意識的未熟」へ進んでいくことができます。
意識してもできない「意識的未熟」の時期は、自己否定しすぎないことが大切
意識して取り組む姿勢が大切で、1度や2度の失敗やうまくいかなかったことに対して落ち込む必要はありません。
「自分には無理だ」
「できない・・・」
とむやみに自己否定をすることはやめましょう。失敗は誰にでもあり、失敗という経験から学べることは多くあります。うまくいかなかったことを振り返ってみることで、「次はこうしてみよう!」とやり方の工夫を考える時間をつくることが大事です。
周りの人を巻き込んで協力してもらう方法もありますし、誰かをお手本にしてモデリングしてみる方法もあります。
うまくいかなくて自己否定したり落ち込んでしまう時間を、「今度はこうしてみよう!」という工夫を考える時間に変えてみると、次の「意識的成熟」の段階に近づいていくことができます。
周りから褒められたい気持ちが高まるほど褒められない「意識的熟練」の時期
人は、意識してできるようになったとき、自己肯定感・達成感を得られます。それがカタチとしてわかるものであれば、周りから褒められ、評価されることも出てきます。
でもカタチとしてみえないもの、例えば気遣いできなかった人が気遣うことを心がけるようになること。これは周りの気遣いができていると認識する基準は個々で異なるため、あなたが「できるようになった!」と思っても周りはまだまだと思っている、という現象が起こるときがあります。
せっかくあなたが意識して取り組み、上手くできるようになってきたと感じるとき、周りから褒めらない、評価されないことで、周りとの摩擦や疎外感を感じてしまうことがあります。
「私の頑張りを評価してくれない」
「誰も私のことを認めてくれない」
無意識的未熟のときは自己否定、意識的熟練のときは周りとの摩擦・疎外感―。何だかできないことをできるように努力していることが虚しく感じることがあるかもしれません。
でも大丈夫。意識的熟練期に入ったあなたは、着実に成長できていますよ。
無意識にできる「無意識的熟練」の時期は、褒められてもけなされていると勘違いする
失敗という経験を繰り返し、工夫しながらチャレンジし続けたあなたは、着実に成長しています。日常生活の中で、1日1日やり続ける継続する力も養えて、継続することが無理なく難なくできるようになったときが、「無意識的熟練」のステージです。
それはまるで、朝起きたら顔を洗いにいくことが当たり前のような感覚で、無意識的未熟から無意識的成熟へ、ごく自然にできるようになっています。
そしてこの頃にようやく、周りから褒められることが多くなります。それはごく自然にできてしまう、あなた自身の強み・特徴として出ているからです。意識的未熟のステージも意識的熟練のステージも、意識して取り組んでいるため、自然に見えず、ぎこちなさや不自然さが出ているから、褒められることが少なかっただけなのです。
自然に無理なく当たり前のようにこなせていることこそが、あなたらしさの魅力です。
今まであなたは褒められても「それしか褒めることがないのか!」と反感を持ってしまったことはありませんか?これからは「それが私の無意識的熟練の証」だと、自分で自分を褒めてみてください。
また、褒められたことについて、あなたなりに振り返って考えてみることで、きっとこのようなことがわかります。
✔無意識的未熟の頃の、無知なあなた
✔意識的未熟の頃の、落ち込んだあなた
✔意識的熟練の頃の、誰も褒めてくれずにイライラしていたあなた
それらすべてが笑えてしまうようなネタになります。ちゃんと成長できているあなたに気づけるはずです。落ち込んだりイライラしたり…、何かを身につけるまでに成長する過程には、様々な感情が入り混じりますね。でもこの4ステージの意味を理解したあなたは、きっとこれから新しい力を身につけるとき、意識的未熟や意識的熟練のステージで感情の起伏を起こすことなく、無理なく成長していくことができるようになりますよ。
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