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社内面談を円滑におこなうための場所・時間・向きあい方

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社内面談

社内面談をおこなう必要性を感じている経営者・マネージャーの方へ。普段からコミュニケーションをしっかりとっているつもりでも、それは表面的に建て前の表情をしているだけかもしれません。その表情の裏にある悩みに気づくことができずに、離職されてしまった経験はありませんか?社内面談は、従業員の現状の悩みやこれからのキャリアについて向き合う時間です。

社内面談を取り入れることで、従業員の前向きさに気づかされた!と感じるマネージャーもいらっしゃいます。それだけ普段聴けない「本音」がわかるようになります。この記事では、社内面談を取り入れるために、まず準備しておきたい場所・時間・向き合い方についてまとめています。

 

聴く場所:ゆったりと落ち着いた場づくりをしよう

会議室

カフェで話しをしてもいいですが、音楽が大きいと話しに集中できません。ゆっくりと落ち着いた場づくりは、かしこまった会議室やミーティングルームでも、緊張感なく接することができます。

 

それは、対面で座るのではなく、L字で座ることです。

 

対面で座って話しをすると、いつもの上司と部下というタテ軸の関係性のままです。これでは、部下は「話しても理詰めで返されそう…」と緊張感を感じてしまい、フラットに話しをすることができません。

L字になって座ることで、視点が斜めになります。いつものタテ軸から斜めに変わることで、いつもと違う雰囲気と少しの安堵感が生まれます。

 

聴く時間:昼一まで時間を区切る

時間

以前にあるネットニュースを見まして、外国人から見た日本人のココが変!という内容の中に、「日本人は約束の開始時間は守るけれど、終わる時間は守らない」と言っていました。確かに日本人の特徴だな、と記憶しています。私の会社員時代を思い返してみても、ミーティングや会議など、スタートの時間に遅れる人がいると、こっぴどく叱られていました。でも終了時刻を過ぎても、誰も怒りませんよね。まるで「長くすることが美学」のように…。

 

これは、会議だけではなく社内面談でも同様です。一人ひとり時間を守ることが大事です。深刻な問題があるなら、時間内で一旦区切り、再度面談の場を設けた方が効果的です。解決していなくても一区切りつけることで、あとで振り返って自問自答しています。そして再度面談の場を設けたときに、「前回話して、自分なりに整理できスッキリしました」など気持ちを持ち直していることもあるからです。

 

また、面談は昼一までにおこなうことが望ましいです。夕方以降の面談はあまりオススメできません。理由としては、午前中は仕事がスタートしたばかりなので、新鮮さがあります。午前中で多少のもめ事を抱えても、昼ご飯を食べてリセットしていることもあります。当日の気持ちのブレを抱えずに面談をおこなうことができます。

夕方以降になると、もめ事が発生した場合、その感情を引き連れて面談をおこなう形になります。当日抱えてしまった負の感情が便乗してしまい、面談が思いもよらない悪い方向で向かってしまう場合があります。緊急性がない場合は、夕方以降は控えた方が無難です。

 

また所説ありますが、太陽が輝いている時間は未来の話しへ向かいやすく、沈む夕日を見ると思い悩み、真っ暗な夜だと、悲壮感が漂う…、という陽の光も影響することがある、と言われています。私はこの太陽の光の影響はあると考えています。

冬に部屋の中にこもり、軽いうつ状態になる人があらわれます。それは一説では太陽の光を浴びていないことが原因と言われることがあるからです。曇りが続くと何だか気分もどんよりしてしまうことはありませんか?

普段気にしていなくても、何か悩みを抱えたときは、陽の光や環境が便乗して深く思い悩むこともあり得ますよね。

 

聴く姿勢:価値観の基準値をフラットにしよう

ビジネス 2人

自分の考えや価値観が、周りと全く一緒ということは、ほぼありません。あなたが普段している当たり前な日常のモノゴトも、周りと比べて違和感を持つことはありませんか?

例えば、友達が家に来て洗い物を手伝ってくれたとき。「食器を洗う」という行為は同じでも洗う順番、洗った後の食器の置き方に、「ちょっと違う」「いや、そんなやり方はやめて欲しい」くらいならまだしも、「この子は食器の洗い方も知らないのか!」と思われる方もいるかもしれません。

洗濯物の干し方一つでも、その家の「当たり前のルール」というものがあります。ルールという基準値は、個人、家庭、学校、職場、コミュニティ、社会それぞれで異なります。

だからこそ、自分の価値基準でモノゴトを捉えて話しを聴くのではなく、基準値をなくしフラットに向き合うことで、相手の基準値が見えてくるようになります。

 

聴く準備を整える

会話

聴く場、聴く時間、聴く姿勢、これらの聴く準備を整えることで、聴き手側の心の準備も整うことができます。あなたは普段、部下からの報告をパソコンをしながら聞く耳だけ立ててしまっていることがありませんか?

社内面談は、いつもの上司と部下というタテ関係では緊張感を緩めることができず本音を知ることができません。だからこそ、いつもと違う視点で、心が落ち着いている話しやすい時間で、フラットに向き合う姿勢が大事なのです。

 

ぜひ、一度試してみてくださいね。

 

また、聴き方の具体的な手法については、過去のブログ記事があります。国家資格キャリアコンサルタントを目指している方のための記事ですが、社内面談をされる経営者・マネージャーにも読んで頂いている記事です。聴き方だけではなく、考え方のクセなども10の型でタイプ別に書いています。ぜひ参考にしてみてくださいね。

聴き方の手法、考え方のクセについてはコチラ

 

★社内面談の必要性は感じているけれど時間を割くことができない経営者・マネージャーの方へ。聴き方・伝え方の専門家キャリアコンサルタントに相談してみませんか?第3者の立ち位置でフラットな視点で従業員面談、企業診断をおこなっています。

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キャリアコンサルタント_岡本陽子

投稿者: SOARist|株式会社fanfare キャリアコンサルタント岡本陽子

納得感ある仕事人生(キャリア)を築くための「働く気持ちの体力を回復し、働く気持ちのリズムを整えていく時間」を提供するキャリアコンサルタント|オンライン相談付きキャリア手帳考案者

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