意図的に残業したり、時間をムダにしている社員を見ると、イライラしてしまいますよね。叱責しても思い通りに動かない、進んでいかない状況にさらに叱責していく日々。なぜ一部の社員は時間の意識が低いままなのか、それは3つの理由があります。この記事では3つの理由を紐解きながら、原因と対策について考えていきます。
ゆっくり仕事をしてしまう理由

一つの仕事を長くゆっくり費やす社員にはこの3つの理由があります。
- 締切や納期直前までに終わらせるという感覚の持ち主
- 本当は早く終えることができるがやらないだけ
- 他の社員のスピードに合わせるようにしている
これらの社員の深層心理を探ると、原因が明確にわかります。その原因を知ることで、時間をムダにしている社員という、ひとくくりで見ていた目線が変わります。
自己目標設定をしない社員

まず1つ目、締切や納期直前までに終わらせるという感覚の持ち主は、1日8時間ある仕事時間を目いっぱい使って仕事をしています。本来であれば、
「頑張れば4時間くらいで終えられる」
という目標設定をすることがありません。このタイプの唯一の自己目標設定は1日8時間の業務をする、ということなので、内容の濃さは重要視していません。
「早めに終えれば、一息できる時間がつくれる」
という意識より、
「今日の仕事時間はこの業務」
という感覚で、早めに終わらせるために取り組む緊張感はあまり感じられません。
NOと言えない自分を出したくない社員

2つ目に、本当は早く終えることができるがやらないだけ、という社員の原因は、
「何でも引き受けてしまう性格で、引き受けたら業務過多になりそうだから」
真面目な社員ほど陥りやすい傾向にあります。仕事を早く終えたら次の仕事が入ってくる、この仕事も凄く頑張ったら早く終えられるけれど、終えたらちょっと休みが欲しい、ゆとりの時間を持ちたいと考えます。
でも会社はそうはさせてくれないのです。早く終える分だけ、次の仕事が入り休む間もない、だから一つの業務をゆっくりすることで、自分のゆとりができるペース配分を図っています。
上司からすると、少し休憩してから取り組んだらいい、と思いますよね。でもNOと言えない社員は真面目で頑張り屋なので、次の仕事が入った途端、やらねば精神が強い傾向にあります。だから休む間もなくゆとりを持つ時間を持たないまま業務に取り組むようになります。
そうすると、業務過多と感じてしまい、参ってしまうことがあるのです。
能力ある社員は爪を隠す

3つ目の他の社員のスピードに合わせるようにしている社員は、本当は業務を早く終えようと思えば、終わらせることができる能力ある社員です。でもやらないことには理由があります。その最大の理由は
「仕事をしない社員と同じ給与・評価だから」
どんなに頑張って仕事をしても、能力を評価されることなく、全員同じ給与体制、評価制度の企業によくありがちです。どれだけ必死に仕事をしても、1つ目の自己目標設定をせず仕事をする社員と同じ給与なら、不満は募ります。
だから、できるけれどやらない、のです。
できるけれどやらない、という能力の押さえ込みは、社員自身でストレスを抱え込みます。そして自分の能力を活かせる職場は他にある、と離職を考えるようになります。
経営者・マネージャーに心がけてもらいたいこと

「時間をムダにするダメな社員」というひとくくりでレッテルを貼ると、離職しても「あいつは能力が低かった」という目線でしかみようとしません。レッテルを貼った中では、社員の能力を見極めきれない上司もいらっしゃいます。
社内でダラダラ時間だけをムダに費やす社員がいるのであれば、本当はどのタイプなのかに気づいてみると、対応の仕方も変わります。
ぜひ一度考えてみてくださいね。
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