厳しい環境のもとで働くことで、メンタル力が鍛えられ一人前になる。職場を楽しくさせるなんて非現実的で、ビジネスをしているのだからピンと張り詰めた空気の方がミスなく真剣にやるようになる。おべんちゃらのように明るい職場、楽しい職場は幻想だ、と考えている方もいるかもしれません。
でも職場の良し悪しが、スタッフの生産性の高さに関わるとしたら、職場という場づくりをしてみたくなりませんか?マイナスな言葉はマイナスな出来事を連れてくる、プラスの言葉を出すことでプラスな出来事を引き寄せてくると言われるように、気持ち良く働ける環境は良い人材に引き上げていきます。
人が動く法則「場の理論」と、私の会社員時代の出来事をもとに「職場をつくる」ことについて書いてみました。人を育てる、職場の場づくりにお悩みのある経営者・マネージャーの方へ。
人が動く法則「場の理論」

人が動く法則の中に、場の理論と言われているものがあります。
場の理論とは、B=f(p,e)の関数であらわされていて
人間の行動(Behavior)は、
個人の特性(Person)と
その人が取り巻く周囲・環境(Environment)
との関数(Function)・相互作用で
行動すると言われています。
そして個人の特性とは、知識、スキル、意識の3つの土台があり、個人の行動はこの3つの土台から行動しています。
- 知識や意識が高くても業務遂行能力が低い、頭でっかちなタイプ
- スキルは高いけれど知識が足りない、見栄えは良いタイプ
- 知識もスキルもないけれど意識だけは格別高い、ちょっとズレてるタイプ
など、周りを見回してみると思い当たるタイプがいるかもしれません。
そしてこの個人の行動は、周りの環境の相互作用によって、影響し合うと言われています。
K・レヴィンによると、場の理論とは、
つまり、職場で例えると、個人の特性を伸ばしていく努力も必要だけど、職場環境をより良い環境にすることで、個人の期待行動はより良い行動変化がでてくる、ということです。
環境のせいにすることは甘さか正論か

という考えの方もいますよね。私自身、営業をしていた頃は、環境のせいにすることは単純に甘えだと思っていたので、同意見です。
勉強机が豚小屋にしかないとき、人は集中できるのか?
以前にこんな例えを出されたときがありまして、、、。
という意見もあれば
という意見もあります。
私も一個人の立場からすると、後者の意見ですが、でもこれはあくまでも個人の行動に対しての話しです。
職場という組織の中で、チームで動く環境の中で、ずっと生臭い環境の中では、いつしか疲れてしまいますよね。一人で行動することはできても、ふと集中力が切れたとき、周りの環境に対して嫌悪感や違和感しか感じなくなるからです。
反対にこのような環境だと違う変化がみえてきます。
- 夢中になって勉強している自分の隣にも、頑張って勉強している人が増えた
- 集中力が切れてふと周りを見まわしたときに、周りの励んでいる姿に感化された
- 意識が切れてやる気になれないときでも、周りの励ましで再奮起する
ということもありますよね。
組織に属しているなら、組織の環境を整えることは、やっぱり必要なのです。一人の行動に徹するのであれば、組織でなく個人事業主でいいですし。組織として動いているからこそ、この環境を上手く活かして、個人の特性と相乗効果を生み出せるようになれば、生産力もグンと上がることだってあります。
場をつくるためのキーマンを探そう

職場に変化を与えたいとき、場をつくりだしたいとき、経営者やマネージャーはどうしても、「できない社員」を「できる社員」に変化させようと、できない社員に集中してしまいます。もちろん人材育成には必要なことですが、場づくりで考えた場合、その職場のキーマンを探してみてください。
ここで言うキーマンとは、営業売上NO.1というわけではなく
- 職場でよくスタッフの相談やグチを聞いている聞き役タイプ
- 誰かが困ったときにすぐにサポートする姉さん女房タイプ
- グイグイ引っ張る俺についてこいタイプ
というような、周りから信頼されているスタッフです。新人でも、もちろんベテランでも信頼されている、頼りにされている方をキーマンに選んでみてください。
そして、そのキーマンを中心にして、場づくりを一度考えてみてください。
経営者やマネージャーが先頭に立って場をつくってもいいのですが、無理矢理やらされている感覚を持たれてしまうと、せっかくの場づくりも上手くいきません。
ぜひキーマンを先頭に立たせて、より良い職場づくりを考えさせるようにしてみてください。
今までとは違う、新しい新鮮な風が吹いてきますよ。
ぜひ一度試してみてくださいね!
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