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完璧主義な人ほど目標達成ができなくなる本当の理由|目標達成・キャリアの築き方セミナー開催レポート

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新年度こそ心機一転!無理なく習慣化できる目標達成・キャリアの築き方セミナーを大阪・北浜で開催しました。目標達成できる方のイメージは達成意欲が高かったり、達成までの道のりを順序よく計画立てていける完璧主義者と考える方も多いのですが、実際は目標を掴めなかったり、未来よりも今ある日常を淡々とこなす日々が続いていることがあります。昔の自分がそうだったな、と受講者がワークしているときにしみじみ思いだした過去の自分。そんな今回のセミナーレポートを交えながら、完璧主義者に陥りがちな原因とこれからの対策についてご紹介します。

 

目標って何だ?生きがいって何だ?

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このセミナーでは、自己分析をじっくりやります。自分自身の現在のこと、過去のこと、こうありたいという未来についてワークシートやカードを使って、慌ただしい日常に隠れてしまっている本質・本音をあぶりだしていきます。

セミナーに参加する前は「目標がなく、生きがいを感じなかったから」という男性も、参加後は「自分が何となくみえてきた」とのこと。

やっぱり、自分自身をゆっくり見つめ直す時間は必要なんですよね。

 

一日完璧主義の陥りやすい罠

ビジネス

あなたは、目標設定は最近いつされましたか?今年に入ってから、1年前、入社時、そういえば最近立てたこともない、そんな方もいるかと思います。

 

幼い頃は、目標設定は立てやすいですよね。スポーツに夢中になったらレギュラーを目指す、地区大会で優勝する、など。プロを目指すという夢を持つこともあります。成長するにつれて好きなことや夢中なことは変化していきますが、学生という限られた時間の中で、幾度となく目標を掲げていきます。

でも社会人になると、正解のない答え、時間枠もありません。自分で時間設定し、自分なりの正解を探していくようになります。そうなると、時間通りにいかない自分にイライラしたり、できなかった自分を否定していき、いつしか先々の目標を立てなくなります。少しのズレやできないを必要以上に否定してしまう、完璧主義者に陥り入りがちな原因の一つです。

 

やってもどうせできない

 

周りのルールに縛られて自分の思うようにできない

 

そんな「できない」未来を無理に描くよりも、今できる一日一日を真面目にこなすことで、一日一日の完璧さを求めるようになっていきます。

このような「一日完璧主義」に徹するとき、周りと距離を置きがちになります。それは、周りと関わることで、一日で終わらないことが増えていくからです。一日一日完璧にこなすことで、自身が持っている完璧主義の特徴を活かしているのに、それが崩れる不安・・・。

この状態が長く続くと、

  • 社内で孤立するようになる
  • 新しいこと、今の仕事の幅を拡げていくことができない
  • 成長を感じられない
  • やりがいを感じられない

まるで自分だけ取り残された感覚に陥ってしまいます。

 

少しの変化で一日完璧主義は変えられる

ビジネス 時計

一日完璧主義はその日終わらないとストレスが溜まります。そしてストレス解消の仕方を見失ってもいるのです。それは、たまにグチを言い合う職場仲間、相談にのってほしい上司との関係性が薄れているからです。

そんな日々が続くと、ストレスを抱えたまま仕事をし続けることになり、ますますメンタルが不安定に陥ります。どんどん堕ちていくと、なかなか這い上がれない、いわゆる「うつ状態」になってしまうことも。

そうならないために、一日の中で、休む時間を取り入れたり、たまには明日に持ち越したらいい!と、ストレスを溜める一日完璧主義よりも、ストレスを逃がす時間をつくったり、クヨクヨしない楽観さをもつことをしてみることが必要です。

1週間5日働くうちの1日は、一日完璧主義を休む日をつくってみる、4日は今まで通り一日完璧主義を貫く、など。休む日をつくるといっても、仕事をさぼったり、手を抜くわけではありません。抱えているストレスを逃がす職場内での何気ない会話や、この日のランチは好きなものを食べに行く、何でもいいのです。

それがストレスを逃がしていく解消法になれば。

 

そのストレス解消は、周りを見る余裕がうまれます。それは、ずっと一日完璧主義で自分のことしかしていなかったことから、周りの考えていること、価値観、行動、すべてに気づくようになります。そして、その変化は周りは見逃しません。何か変わった、と感じとるようになります。

その変化が、周りとの距離を縮めたり、自分の仕事の幅を拡げていくきっかけになることも。

 

仕事は一人でできることは限られていますよね。過去を思い返してみても、自分の性格や特徴が築き上げられたきっかけは、周りのサポートや環境があってこその現在のキャリアです。一人で生きて、すべて一人でこの特徴や興味関心を持った、なんてことはないですよね。

これから先も、自分というキャリアがつくられていくには、周りの環境が大きく関係しています。まずは、その関係性を拡げる日を持ってみると、少しの変化が大きな変化になるきっかけになっていきますよ。

 

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キャリアコンサルタント_岡本陽子

投稿者: SOARist|株式会社fanfare キャリアコンサルタント岡本陽子

納得感ある仕事人生(キャリア)を築くための「働く気持ちの体力を回復し、働く気持ちのリズムを整えていく時間」を提供するキャリアコンサルタント|オンライン相談付きキャリア手帳考案者

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