世の中は何でも面倒くさいことで溢れています。洗濯や掃除、料理に仕事、苦手な人とのお付き合い…。できればやりたくないことも、生きるため、生活していくためにはやらなければいけない…。でも「面倒くさいんだよね。」そんな言葉が口ぐせになっているときこそ、変わるチャンスでもある、そんなつぶやきごと。
意識しているから面倒くさいと感じる
日常にある出来事で面倒くさいことは、ある程度お金で解決できる世の中になっています。忙しくて洗濯や掃除が疎かになり自分でやること自体が面倒くさいのであれば、家政婦や家事代行サービスに頼むといつでも快適な部屋に住めます。料理にしても作ることが苦手で後片付けが面倒であれば、外食で十分ですよね。
でも限りある収入の中で生活をする上では、面倒だからと言って何でもサービスをお願いしたらいいということにはなりませんよね。その収入の中で自分でやれることは自分でおこなうことが大半です。
面倒くさいとは何かやり始めようと行動をしたときに、身体がだるい、疲れているからなど、何かしらの壁を感じて上手くいかないということを指しています。つまり本人は目の前の壁を知っているわけです。
目の前の壁を意識し過ぎて、一気に超えようとしがちではないですか?その一気に超えることができないから「できない」「面倒くさい」になってしまうのです。
ゲームでもスポーツでもそうですが、やり始めて慣れていくまでには時間もかかり、それなりの練習やステップを踏んでいきますよね。ゲーム初心者がいきなりレベル5からおこなってもクリアできるはずがありません。ビギナーズラックという時もありますが、それは稀な出来事です。
でも面倒くさいという場面の殆どがこのレベル5からやろうとしてしまうことが多いのです。それも大人になればなるほどです。レベル1やレベル2は、やらなくてもできるだろうという思い込みや楽観視をしがちです。それでレベル5からはじめてできなければ、自分には能力がない、自分にはできない…、と考えてしまう。徐々におこなえば結果は変わってきます。
今の自分にできることに、一つずづプラスして徐々にステップアップしていくと、高いと思っていた壁が案外小さく感じるものです。
当たり前な行動が無意識におこなえるまで
朝急いで支度して家を出て電車に飛び乗ったとき、こんなこと考えるときありませんか?
あれ?家の鍵閉めたっけ??
私、結構よくあります。考え事をしながら靴を履き家を出てしまうとき、鍵を閉める行動をしたことがわからない…。毎日当たり前におこなっている行動は、いつしか意識せずに無意識におこなっているので、行為そのものが自然な流れになっているのです。もちろん、閉め忘れているなんてことはありません。
面倒くさいということも、このような当たり前になるまで意識的に繰り返しておこなうことで、いつしか無意識に、やることが当たり前の状態に変わっていくのです。意識的に少しずづできることを始めていく、その繰り返しをすることで、レベル1が無意識にできるようになり、次にレベル2を意識しておこなう。そうすることで、いつしかレベル5が日常的にできるようになり、面倒くさいと感じることもなくなり、「やること、できることが当たり前」になっていくのです。
最後に
何をやっても上手くいかない、面倒くさい、そんな状態に陥っているときは、一気に駆け上がろうとしていないか、自分自身を見つめ直してみてはいかがですか?
現在の自分の一つ上のレベルから挑戦していくと、案外簡単にレベルUPしていくかもしれませんね。