感情的な推論とは、自分自身の中にあるネガティブな感情を実際の物事に当てはめて考えてしまうことです。自分が嫌だと思うあの人の性格は、きっと性格も悪いだろう…。そんな一個人の考えが、真実に違いないと決めつけてしまうのです。この記事では、考えが感情に反映していく「感情的な推論」についてまとめています。
考えが歪むことで感情も歪む
自分が抱いた感情をもとにして、物事を決めつけてしまう捉え方です。怒り心頭な時に、突拍子もない考えや感情を抱いたことはありませんか?自分の感情を、それが真実だ!と決めつけてしまう傾向にあるのがこのタイプです。
あいつは嫌なやつだ!だから根性が腐っているに違いない!
自分はダメな人間だ!そう思う事自体が無能でダメ人間だという証拠だ
このように、考えが感情に反映していきます。嫌な奴と考えると、憎たらしい感情や嫌悪感など感情が反映してしまいます。
物事の捉え方を変えるだけで変わる感情
物事の捉え方の違いで変わる感情として、よく使われる事例。
今日の朝、出かけるときにパンストが破れていることが発覚!
あ~、時間ギリギリなのに、なんで私ってこんなについていないんだろう…いつもバタバタして何だか私ってツキが良くないダメな人間だな…。
というネガティブな考え方がネガティブな感情を引き出してしまいます。次は対照的な捉え方の例。
今日の朝、出かけるときにパンストが破れていることが発覚!
周りに見られる前に、出かける間際に気づけてラッキー!!
このように、ポジティブに考えることは、ポジティブな感情を引き出していきます。物事をどんな考えで捉えていくかで、その先の自分の感情もネガティブになるかポジティブになるか変わります。
考え方が変わると感情も自然と変わる、という事です。
「考えが感情に反映する」、つまり良い考えをしていくと良い感情だけが反映され、何だか嬉しい気分になる、という事ですよね。楽しい考え、面白いことだけを考える、巷でよくある「好きなこと」をしよう!と言われることも、この考えの一つかもしれません。
好きなことをして楽しい感情の反映が、自分自身が嬉しいだけだなく、その感情が周りに伝わっていく。そうすることで周りも笑顔になり、楽しい職場、家庭、人生が送れていきます。
あなたは普段、どんな考え、感情を抱き、周りにどのような影響を与えていますか?
ぜひ「考えが感情に反映する」ことを意識して良いこと、楽しいこと。面白い毎日を送ってくださいね!
★認知の歪みについてもっと詳しく知りたい方へ。一度キャリアカウンセリングを受けてみませんか?
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