2021年は、コロナ禍によって遠いと感じていた地方の方々を身近に感じたオンライン。反対に、今まで身近に気軽に会っていた方々と会いにくくなった対面の機会。そのように目まぐるしく動き方が変わった1年でした。一人ひとり「これからのことを考える時間」が増えたのではないでしょうか?
この記事では、弊社に相談に来られた方の総評とした振り返り記事として、ご本人の同意を得た方のみ個人が特定されない範囲内で情報公開していきます。
相談者層|世代・性別・地域
以下の情報は、個人が特定されない範囲内で情報公開に同意した124名の方々の情報をもとに作成しています。コロナ禍前と後の変化として2018年から現在までのデータを比較しています。
キャリアカウンセリング相談者の世代

2018年からのデータを見ると、20代や30代の相談層が大半を占めていました。昨年からのコロナ禍でとくに顕著になってきたこととして、40代や50代の相談層が右肩上がりで増加しています。これは定年が延長され、長く健康的に働き続けていくために、改めてこれからの自分自身のこと、働き方について見直す時間を持ちたいという表れでもあるのではないでしょうか?
キャリアカウンセリング相談者の性別
社会人を対象にキャリアカウンセリングを始めた当初は、男性:女性割合はおよそ6:4の傾向が続いていました。コロナ禍によって今年は女性層が微増ではありますが7割に増加しました。
テレワークがおこなえるようになり、働き方を見直したり、子どもと向き合う時間について考える時間が増えたからかもしれませんね。
キャリアカウンセリング相談者の地域
コロナ禍によるオンライン化が急速に進む中で、相談者の地域が拡がりました。コロナ禍前はほぼ関西エリアの方が相談に来られていましたが、オンライン化で一変し関西圏以外が主流になりました。
最近では地方の方々も増え、北は北海道、南は九州まで多様なエリアからオンライン相談を受けています。今までは地方や遠方はキャリアカウンセリングを受ける機会は限られていたかもしれません。コロナ禍でオンライン化が進むことで、どんな場所からでも平等に受ける機会が与えられている、といえるかもしれませんね。
キャリアカウンセリングを受ける前と後の気持ちの変化

独立当初から、転職だけに限らない仕事の悩み・働き方の相談窓口としてキャリアカウンセリングを提供していました。2021年は「働く気持ちを整える時間」として、社会人のためのキャリア相談室の役割を整えることで、10代~50代まで幅広い年齢層と多様な悩み相談を受けてきました。
キャリアカウンセリングを受けに来られる前の気持ちの中で、転職したいと確固たる思いはなくても何となく頭の片隅には転職もあり得る、そのような方を含めると、およそ8割以上が転職を心の中に持ちながら相談に来ています。ただ、相談後の変化を見ると、実際に転職した割合は2割以下です。これは「気持ちが整うこと」で改めて現在の環境、自分自身の考え方のクセや、物事の捉え方に気づくことで、現在の仕事に活かし応用していく行動変化をしています。
環境を変えることは、所属先を変えることを意味します。自分の居場所を自ら減らす、なくすこと、変えること、そのような社会の中の関わりを自ら変えることは相当なパワーが必要です。やりたいこと、成し遂げたいことがある方は、それらをパワーとして変えていけます。
一方で、
●仕事が面白くない
●いつもマンネリして成長実感を得られない
●上司と対立することが多く、職場環境に嫌気を指している
このように、働く気持ちが低下している、イライラやモヤモヤなど働く気持ちのリズムが変調をきたしている、そのようなときは「働く気持ちを整える」時間を持つことで、気持ちのリズムが安定していきます。そうすることで、転職の選択に限らない新しい気づきや方向性が見えてきます。2021年の結果として、およそ8割の方が現在の仕事で変わらず働き続けています。
もちろん転職の選択がダメではありません。ただ気持ちの変調をもったまま転職したときに起こる失敗や後悔のお話しは、今までのキャリアカウンセリング相談者の中で多く見聞きしてきました。だからこそ、現状の気持ちを整えたうえで改めて今後の働き方を考えていくことをすることは、とても意味あることです。
現在の仕事で働き続けている方の気づきと変化
実際に、キャリアカウンセリング後も変わらず同じ会社・仕事で働き続けている方の感想を抜粋してまとめています。
現在から過去の自分のつながっている部分がカウンセリングを通じて可視化され、自分がどうしたいか、何ができるかを具体像として描くきっかけを掴めました。心の中で散乱していたものが整理されて、周りの景色がより見えやすくなったように感じます。
自分が仕事を進める上でどういうところにつまずきやすいのか、どうしたら改善できそうか、助言を頂いて気持ちがラクになった。また自分の仕事のスタイルを掴んだうえで改善方法を提示してもらえたので、納得した上で実践できると思った。
色々自分が話すことで、自分自身が整理(考え)できたと思います。話すことでモヤモヤしていたことも解消できました。ただ自分が話すことで問題解決につながるだけでなく、客観的にアドバイスをいただけるので、今後のキャリアの参考になりそうです。
自分でも気付かないことも話すうちに思い出してきたりして、自分探しに役に立ちました。原点回帰して、改めて自分を見つめ直そうと思いました。
一人でもやもやと悩んでいましたが、話をじっくりと聴いていただくことで、全体像がみえた感じで安心しました。また自分自身、感情にとらわれて、偏って見えなくなっていたところから離れて、前に進もうと思えました。翌日からは余計なことを考えずに、目の前の仕事に取り込んでいる自分がいました。人間関係も気にならないくらい、仕事に取り組めていました。あんなに後ろ向きだった気持ちが、なぜこんな風に変われたのか不思議です。キャリアカウンセリングを受けて良かったです。
転職をする、しないに関わらず、働く気持ちが不安定になっている、気持ちのリズムが変調してきている方は、キャリアカウンセリングを受けることをオススメしています。気持ちの安定は、気持ちの余裕が生まれます。気持ちの余裕が生まれることで、前向きに生産的にこれからのことも考えていきやすくなります。
2021年のまとめ
2021年は、働く気持ちを整えたいビジネスパーソンの方々の相談を受けた1年でした。
- 相談できる相手がいない
- 自分一人で解決しないといけないと考えている
- 現在の状況を客観的に第3者にフラットに相談してみてみたい
そのような相談者が多かったように思います。確かに最終的には自分で解決していく必要はあるかもしれませんが、その過程にキャリアカウンセリングを受けるなど、解決の方法や糸口を見つけるための時間を持ってみてはいかがでしょうか?
働く気持ちの体力を回復し、働く気持ちのリズムを整える時間として、これからも多くのビジネスパーソンの気持ちの安定につながる活動を行っていきます。人生100年時代やコロナ禍など急激な環境変容が起きても、自分らしく活きる働き方ができるために、納得感あるキャリアを築いていきたいビジネスパーソンの伴走者として2022年も走り続けていきます。

