自信を持ってもらいたいから褒めたのに、謙遜されたり、褒め言葉にひかれてしまった経験はありませんか?良かれと思って褒めているのに、なぜ素直に受け入れてくれないのでしょうか?部下との関係性をより良くするために褒めた一言が、反対に不信感を抱かれてしまう場合があります。素直に受け入れられない理由を知り、部下が本心から喜べる本当の褒めポイントをわかることで、より良い関係性を築くことができるようになります。
当たり前にできていることは、どれだけ褒めらても嬉しくない

褒められる言動は無意識にできていることだから、本人にとっては「当たり前」であり、「普通」なことです。
当たり前で普通なことで、褒められてもさほど嬉しさがこみ上げてきません。
反対にこのようなことを思ってしまいます。
上司のあなたからすると、とんだ的外れな意見ですよね。でも大抵の場合、このように思ってしまいがちなのです。
それは人間が無意識にできてしまうことと、意識をしないとできないことの差から生まれています。
日常的に無意識にできる強み

周りから褒められる言動は、すでに本人身につけている強みです。それは幼いころから、家族の教育から、部活やバイト経験を通じて、繰り返し訓練して身についたスキルです。
✔いつも笑顔で周りの雰囲気を明るくしてくれる、というスキル
✔相手の目線に合わせた伝え方をする気配りが上手い、というスキル
✔いつも一歩先を読んで行動できる、というスキル
どんなスキルも、もとから才能があった、センスがあるから、という先天的なものではなく、経験に基づいた後天的に手に入れられたものなのです。センスがいい、という褒め言葉にしても、そのセンスが良くなるまでに、何百回、何千回も繰り返しおこなうことで身に着いた経験からくるものです。
でも、本人は日常過ごす中で身についたことなので、そのスキルが褒められることではないと思ってしまいがちなのです。それは、朝起きたら顔を洗いに洗面所に向かっている、そんな無意識にできてしまう行動だからです。
意識していることに声かけをすると関係も成長もアップする

一方で、意識して取り組むことは本人の中でまだ身についていない、強みとなっていないスキルです。
周りがみても、ぎこちなさがあったり、粗さがあったり、スピードが遅かったり、不自然さが見えるので、褒め言葉をかけることがありません。
でも本人は、意識しておこなっているので、その意識している言動に対して褒め言葉をかけられると嬉しくてたまらないのです。
きっと誰もが本心からその褒め言葉に喜ぶはずです。
意識して取り組む行動は強み予備軍の成長期

意識していることは、新しい強みを形成していくための成長期です。そして、人は成長していく時期に褒められるとグンとその成長速度を上げていけます。
でも、不自然さが見えるのに褒め言葉なんてかけづらいですよね。褒めるポイントがぎこちないのですから。
上辺だけの褒め言葉になってしまうので、イヤですよね。
そんなときは、このような言葉をつかってみたらいかがですか?
こんな一言だけでも、褒め言葉と認識して喜びます。
当たり前にできていることを褒められるよりも、意識して取り組んでいることに声掛けをすることで、信頼関係はグンと深まります。
ぜひ一度、部下が意識的に取り組んでいることに目を向けて、言葉をかけてみてくださいね!
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