先日の相談者は「職場環境が合わなく、早期離職は不利になるのではないか?」という不安を抱えた方でした。キャリアカウンセリング面談後のアンケート・感想をもとに、早期離職になるきっかけや、キャリアを積めない、キャリアアップできない、自己成長を感じないことが不安な方のための解決法をまとめています。
転職を後悔している、自分の軸ややりたいことがブレブレになってきている、そんな方へ。少しの気づきと行動で、キャリアを積める方法がわかります。
キャリアカウンセリング面談後のアンケート・感想
家庭の事情が重なり、転職や引越しを余儀なくされた相談者。新しい職場・仕事に慣れるにも一苦労するのに、生活環境もすべてが変わると、気持ちが追い付いていけないですよね。気持ちが整理できないまま、生活の安定を第一優先に考えて内定をもらった企業にすぐ承諾して働きはじめたけれど、自分には合わないと感じ転職という言葉が頭によぎるようになってしまった相談者が、キャリアカウンセリング後に頂いたアンケートがこちら。
【20代女性:事務職】Q. キャリアカウンセリングを受ける前にどんなことに困っていましたか?
職場環境が合わない、短期離職は不利ではないか?
Q.キャリアカウンセリングを受けてみていかがでしたか?
人間関係や引越ししてから環境が変わって慣れないという悩みに、具体的な例をあげてアドバイスをもらえたので、わかりやすく実施してみようと前向きに思えました。 また、短期離職や2回目の転職についての不安も、自分が思っているより心配しなくていいとわかり、ホッとしました。ありがとうございました!
入社半年で離職を意識したきっかけ

- 転職したことを後悔している
- 転職活動が上手くいかず何とか内定をもらった会社だったが仕事にやりがいを感じられない
- 職場環境に馴染めない
- 男だらけの職場だから、女性特有の悩みや相談できる相手がいない
こんな悩みを持つ一方で、
「また早期離職して転職活動してもキャリアを積めていないから不利ではないかという意識もある」
そんな中途半端さを感じてしまう要因は、転職前の準備不足と、採用後の欲求の変化です。
早期離職になる要因1:転職前の準備不足「自己分析」

自分のことは自分は意外と気づいていないことが多くあります。そのために自己分析をする必要性があるのですが、殆どの方が満足に自己分析ができていません。まず、自分の強みは何か、過去の職歴を通して身についた力は何かを、自分自身を棚卸しして整理していきます。
事務の仕事といっても、身につく力は、正確さ、スピード、だけではありません。納期までに間に合わすためのタイムスケジュール管理能力や、部下が入ってきたら教える能力なども身につきます。自分自身の努力で身についたこと、周りと関わることで得た能力などを一つひとつ思い出していくと、隠れていた能力に気づくことがあります。
参考までに、下記の自己分析シートをつかって考えてみてください。
左右軸が入社歴と年代別になっていますが、どちから使いやすい方で考えてもらえれば大丈夫です。
自分のことがわかれば、目指す業界、やりたい仕事も明確化されていきます。
早期離職になる要因2:採用後の欲求の変化

自分が希望している要望と、それに見合う企業がズレなく見つかる、ということはなかなか難しいです。だからこそ、働く上で優先順位を決めていくことがスタンダードな方法です。
何を優先順位にするのか、働く上で一番譲れないこだわりは何かを考えていきます。
- 仕事内容
- 安定
- 休日
- 成果に応じた報酬
- 勤務地
- 働きやすさ
- 仕事のやりがい
- 仕事とプライベートの両立
- 研修制度の充実
- 風通しのよい社風
- 職場環境
- 人間関係
- 頼りになる先輩がいること
など、キーワードは数多くありますが、職を探す際に譲れないこだわりを上から順に優先順位を決めていきます。
例えば、今回の相談者は家庭の事情で引越しなども重なり、優先事項は「安定」だったそうです。
では、正社員として採用され第1優先は満たされたけれど、離職を考えてしまう理由は、第2・第3の欲求を満たしていきたいという気持ちの表れからくるものです。
もちろん、社内体制や待遇面を急に変えることはできません。この第2・第3の欲求は自分自身が動くことで期待される変化が見えるものを意味します。
- 仕事のやりがい
- 人間関係
- 職場環境
主にこの3つが変化しやすいものでもあり、自分だけの変化では満たされない周りとの関わり方が必要となるものでもあります。入社半年も経てば、ある程度仕事が一通りわかるようになったり、職場内の人間関係性も見えてくる頃です。だから自分なりに欲求を満たすために、考えや行動を起こしたかもしれません。
でもそれが満たされないと感じたとき、新たな場所を求めていくという心理が働きます。
早期離職する前に見直しておきたいこと

2つの要因「自己分析」と「欲求の変化」を見直してみると、まだ現在の会社でやれることが見つかることもあります。自己分析を通じて、社内でまだ出し切れていない力や能力があると気づくからです。その気づきと行動は、職場環境や人間関係に変化をもたらします。その結果、良い方向へ向かい第2・第3の欲求が満たされるようになることだってあるのです。
もちろん、自己分析を通じて、明らかに現在の会社ではミスマッチしている仕事内容などであれば、続けていてもストレス過多になるようなら転職を考えてもいいかもしれません。早期離職が負のイメージであるかどうかは、自身の捉え方と、新しい企業・人事担当者の受け止め方によって変わります。
あなたが自己分析を通じて、本当にやりたい仕事に取り組みたいという前向きな姿勢があれば、過去の失敗も糧になり、その姿勢は新しい企業・人事担当者にきっと伝わります。あなたが早期離職を負だと感じていると相手にも伝わりますし、その経験を糧にしてやりたいことが明確になったのであれば、その前向きさを応援してくれる企業はきっとあらわれます。
ぜひ、早期離職に迷われている方は、自己分析と欲求の変化について見直してみてくださいね。
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