キャリコン勉強中の方に陥りやすいオウム返しの連続で話しがなかなか進展しない…。そんな時は一歩踏み込んだ言葉の言い換えをしてみることで、見えてくる傾聴の仕方がわかります。
傾聴の基本「オウム返し」
最初は事実だけ返す、オウム返しをすることを先日のブログで綴りました。ですが、何度もオウム返しばかりだと、どうでしょうか?
相手の言ったことを返すだけでは、相手は本当に話聞いてるのかな、話に興味ないんじゃないか…と不安に感じたり、不信感を持ってしまう場合があります。
そうならないために「言い換え」という手法を使います。
事実をより深い言葉に言い換える
事実に基づいて、相手の発しているコトバの裏側、見えていない心を聴いて言い換えてみましょう。例えばさっきの会話では、
夜中までかかった、という事実をもとにそれまでかけた時間と労力を捉えて、大変なご苦労でしたね、と言い換えを加えてみることで、相手も自分のことをわかってくれたと感じて安心感が生まれます。そして、もっと本音の部分が発せられるようになるのです。
「その苦労は自分の失敗が招いた結果だと」
この言い換えにも事実とギャップがありすぎる言い換えにならないように注意してください。言い換えたとき、ギャップがありすぎると、相手はそれは違うと反応を起こします。それがコトバなのか、表情なのか、はきちんと目と耳をココロで聴きましょう。
そうするとギャップがあった言い換えだったと自分もわかるので、また改めて事実を返す、その繰り返しです。
事実を返す、ということは傾聴の基本ですが、オウム返し過ぎて逆に不信感や不安を煽ってしまわないように、言い換えが事実と差がないかどうかなども考えてみてくださいね。
終わりに
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