人はそれぞれ性格や特徴、価値観が違うから、同じことを観たり聴いても自分事に考える人もいれば、他人事だと思う人も…。社内全員に伝えたい理念や広報事、同じ目的に向かうための日々の社内広報の仕方はとくに大事です。でも同じように伝えていても、伝わる人と伝わらない人の差がでてくることにお悩みを抱えている方へ。
全員に平等に伝える、という「平等」というワードは、必ずしも万人に平等さを与えていません。その伝え方ですんなり聞ける人もいれば、自分にはあまり関心がない、興味がないとスルーしてしまう人もいます。その原因を映画のポスターの事例を踏まえて検証してみました。
映画ポスターから見る「観てみたい!」と思わせる3つの要素
先日、話題作となったミュージカル映画「LA LA LAND」を観てきました。正直、ミュージカル映画には抵抗があり、普段なら観ることがないジャンル。でも観てみたいなと思ったきっかけはこのポスター。

日本版映画ポスターは、本国版とは違う写真が使用されていたり、文字が多く、色んなことをポスター1枚で詰め込む欲張りな魅せ方です。このポスターには
- ビジュアルで魅せる:インパクト重視
- キャッチで魅せる:結論重視
- 細かく魅せる:内容重視
この3つの要素が取り入れられています。そしてこの要素は人の性格や特徴を活かして「観てみたい」と万人に思わせていくきっかけの広告です。
1.ビジュアルで魅せる:インパクト重視
2人の大きな写真が、この映画のテーマは「愛」だと言うことが一目でわかり、バックにある花火などの写真が華やかさを感じますよね。このビジュアル重視の方はパッと見てピンとくる、写真やイラストに目を止めることで自分に合っているかどうかを思うタイプ。
あまり文字は重要視でなく、写真の美しさに憧れ、内容は二の次なイメージです。
2.キャッチで魅せる:結論重視
「本年度アカデミー賞大本命!」このキャッチで映画の人気度が一目でわかります。この映画がどれだけ評判なのか、人気があるのか、観る価値があるのか、キャッチコピーという結論で魅せています。
これだけ評判あるなら観に行かないと!という心をくすぐります。
3.細かく魅せる:内容重視
メインの写真の他に、バックに細かく写真が何点も散りばめられていますよね。
- 踊りの写真→ミュージカル映画だとわかる
- ピアノ演奏写真・ステージ写真→それぞれの主人公の物語のイメージができる
- 花火・夕焼け写真→綺麗な映像の映画のイメージ
そしてメインの写真でテーマは愛だとわかる。すると何となくどんな映画なのかが自分の中でイメージすることができます。自分自身の中でイメージを落とし込んだあとで、きちんと観てみようと思うタイプ。
ちなみに私はこの映画は2番のタイプ。ミュージカル映画は苦手だけど、そんなに評判高いなら観てみたいなと。実際に観ると映像と音楽が綺麗で素晴らしかったです。
伝える事に見栄えは重要ではない

日本版映画ポスターはダサいと酷評されることも多いですが
- 動員数を増やしたいので万人受けをしたい
- 期間限定作なのですぐに足を運んでもらいたい
この目的を得るための人の心理をくすぐるポスター。加えてミュージカル映画は敬遠されがちになることも。だからこそ伝える・伝わることにこだわっているのではないかと思うのです。
映画の中でも学生時代の親友キースがジャズは古臭く誰も聴かないから、若者にも聴いてもらうようにポップスのようにアレンジしている、そしてその狙い通りにバンドは急成長した。そんなシーンを観ながら、ミュージカル映画のポスターもそんな根付いたイメージを変えるためのアレンジなのか、とふと思いました。
ちなみに、本国版のポスターはもっとシンプルで、ポスターを見た人に考え、想像させていくような余韻を残すので、全くごちゃごちゃ感はない。そんな本国版ポスターを見たら確かに日本版ポスターはダサく見えますが、万人に伝える・伝わることを最大限表現していると感じます。
私は、映画を観る前の本国版ポスターはシンプルというイメージしかありませんでしたが、映画を見終わってもう一度見ると、映画の余韻、残心さがあり本国版の印象が変わりました。
※参照サイト:LA LA LAND日本版ポスターと本国版ポスターの比較したNAVERまとめ
社内コミュニケーションにも活用できる伝え方・伝わり方

この映画ポスターの集客手法は社内の広報事にも活用していくことができます。同じ職場内でも、同じ価値観・考え・好みだとは言えませんよね。その中で大事な広報や理念・目標の共有の仕方の一つとして、この3つの要素
- ビジュアルで魅せる:インパクト重視
- キャッチで魅せる:結論重視
- 細かく魅せる:内容重視
を取り入れていくことで、「伝えているつもりが伝わっていない」から脱却していくことができます。
その人の特徴やクセがわかれば、それに合わせた伝え方をすれば伝わりやすいということになります。きちんと伝われば、正しい行動が生まれてきます。キレイに伝えるのではなく、伝わるための地道な伝え方も必要ですね。伝わり、行動することで、本来のあるべき姿の大切さが見えてきます。
終わりに
社内で使えることができれば、クライアントにも活用していくことができます。クライアントの特徴がわかることで、その特徴に合わせた提案の仕方をしていけばいいのです。内容重視のクライアントにはその商品を使用した他者の声を入れた内容から話していく…など。リピート率や単価UPにも繋がっていきやすいですね。是非試してみてください。
★伝え方・伝わり方にお悩みの方へ。専門家であるキャリアコンサルタントに相談してみませんか?
・企業の方はコチラ
従業員の本音・活かし方など人材にお悩みを抱えている経営者向け無料個別相談実施中
・個人の方はコチラ
仕事の悩み相談したい方へ|キャリアカウンセリングで自分の可能性を発見する
オススメの関連記事
性格スキル|人生を決める5つの能力「ビック・ファイブ」とは|キャリコンのつぶやきごとvol.16
若者とのジェネレーションギャップを感じている方に押さえておきたい一つのこと
