転職、結婚、出産、仕事復帰、転勤、介護、死別など、人生の転機は幾度となく訪れます。出世という期待していた転機が起きなかったということもあるかもしれません。また倒産など予想もしない転機が突然訪れることも。そしてその人生の様々な転機を、一つの幕が降りるような、人生がプツっと切られた感覚として閉塞感を感じる人が多く、キャリアカウンセリングに来られる方もいらっしゃいます。閉塞感を自暴自棄に捉える方もおられますが、本当はあなたが未来についてちゃんと考えているからこそ、起こるものなんですよ。
あなたは今までこのような閉塞感を感じることはありませんでしたか?

- 予期していた転機が起きなかったときの、自分の力の無さに失望した
- 出産を機に仕事を離れ、子育て中心で社会とのつながりが消えていく焦燥感にかられた
- 年齢を重ねるにつて、新しいことを覚えることも億劫になってきた気がする
閉塞感を感じるときは、先行きが見えない不安からくるものであり、現在の自分では何もできないと感じてしまうときです。
閉塞感と時間の追い込みが自分自身を追い詰めていく

広告業界にいた頃の私は、いつも閉塞感を感じながら仕事をしていました。ありがたいことに、お仕事は沢山頂戴していたのですが、何となくいつも同じことの繰り返し、この仕事は私じゃなくても誰だってできる、いつか私よりスピードも正確さも上回る人があらわれたら、すぐに変えられてしまうかもしれない・・・。
だから何か私にしかできないことを身につけたい、何か勉強しなきゃ。このまま年齢を重ねてもずっと今の仕事ができているとは到底思えない。でも時間もないし、何を学びたいのかもわからない・・・。
そんな焦りと恐怖心を持ちながら仕事をしていました。そんな気持ちで仕事をしていても上手くいくはずありませんよね。結局、離職しました。とりわけ新しいことを勉強したわけでもなく、まだ新しい仕事も見つかってもいないのに・・・。まさに自分の人生がぶつ切りされた感じで、お先真っ暗な状態でした。
頑張っていた頃の自分は、その仕事でしか活かすことができない能力なんですよね。仕事を探しても自分の強みや特徴を考えても、あの業界、あの仕事だったからやれたことで、新しい業界では全く通用しないんじゃないかと自暴自棄になって自信を無くしていました。
でも離職して、急に何もしない時間が増えたことで、一つ気づいたことがあるんですよ。
仕事をしていた頃の私は「あと何年働けるか?」を気にしながら働いていたことに。
あと何年働ける?まだ何年働ける?

30代後半から年齢を気にするようになると、若いころに描いていたまだ何十年とある未来と異なり、
「あと何年働けるか」
「あと何年自分が思い描けるような人生を送れるのか」
と考えるようになってたんですよね。
あと何年で考えると、その年数の密度が気になります。限りある時間だから充実したいと。でもこのときの充実とは、失敗したくないことを意味していたんです。だからちょっとの周りのミスでもイライラしてしまうし、許せなくなってしまうんですよね。すごく神経過敏になっていたと思います。
「あと何年働けるか」
その何年を長いと思うのか、短いと思うのかは人それぞれです。でも少なくとも私が20代の頃は人生80年で考えてましたね。20代・30代は突っ走ってきたのだから、40代はちょっと余裕を持ちたいとずっと思っていました。それが現在では人生100年を見据えた時代に。
あと何年から、まだ何年もある
そう思うようになると、充実した仕事、充実したキャリアを築きたいという意識は失敗したくないという意識から、失敗してもいいじゃないか、と楽観視できるようになったんですよね。
だってまだ何年もあるし、20代の頃のような経験の糧にできる失敗の積み方ができる
でも20代の頃のような失敗はしないのが、20年以上社会経験を積んだ40代の功でもある
まだ何年もある
失敗してもいいじゃないか
そんな楽観的な気持ちを持つようになって、フッと身体も心も軽くなったんですよね。
40代は仕事人生の成長期

人生100年時代と言われ40代の私は、まだ人生の折り返し地点でもないんですよね。もし私が離職をせずに仕事を続けていたら、まだ突っ走らないといけないのか、と息切れしてしまっていたかもしれません。
また、そんな息切れしてしまいそうな自分と、急速にテクノロジーが進化する時代に順応していかなければいけない世の中で、そのスピードについていけない、自分だけ取り残されていく、そんな閉塞感を感じていたかもしれないですね。
時間に制限をかけることは、スモールステップ目標では必要かもしれませんが、人生に置き換えると自分を苦しめてしまう場合もあります。自分の人生・キャリアを築くはずが、自分で首を絞めているようなもの。
今までのキャリアよりも、実はこれからのキャリアを築くことの時間の方がよっぽど長いです。だって幼い頃の記憶なんてしれているし、大学生あたりまでは、育ててもらっていますよね。
社会人になってから、自分の足で自分なりに考えて行動してきていることを考えると、自分で自分をコントロールもできるようになってまだ20年足らず。あと40年は自分で自分のキャリアをコントロールできる。それだけ未来の方が長いんです。
40年もあるのだから、失敗くらいある。というか、ないとおかしいですよね。
そんな私は先日、一つ失敗をしてしまいました。でもこれの一つの糧で、これからのキャリアに必要な一つの経験だと思っています。もう、閉塞感なんて感じてません。失敗を許せないことなんてありません。
決して開き直りではないですよ。あと何年しかない、から、まだ何年もある、と捉えただけで、心の余裕と楽観的な自分を取り戻したのです。
心の余裕ができると、今まで気づかなかった自分の強みや特徴にも気づくようになるんですよね。私はずっと広く浅い経験しかない器用貧乏さがイヤでしたが、それは自分の強みなんですよね。その浅くても広い経験は、様々なモノゴトを掛け合わせて新しいモノを創り上げていくことができることができるようになったんです。
あなたのこれからの仕事・キャリアはいかがですか?
もう何年しかないと思っていますか?それともまだ何年もあると思っていますか?
あなたのこれからの人生が健やかで豊かなキャリアを築けることを応援しています。
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