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ワークライフバランスという違和感|満足する日常の中に仕事もプライベートもある

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ワークライフバランス

私はワークライフバランスというフレーズが出だしたころ、その言葉にはずっと違和感を感じていました。ワークライフバランスという言葉が世間で広まりだした頃は、まだ会社員で、とにかく仕事三昧の日々でした。残業も当たり前、休日も出勤、遊びに行っても常に携帯を気にしてしまう…、そんな日々でした。仕事自体は好きだったので、その動き方にストレスを感じていたわけでないのですが、いつもワークライフバランスという言葉は自分に当てはまらないな、と思ってました。

時を経て、会社員を辞めて独立して3年目、最近はワークアズライフという言葉をよく聞くようになり、ワークアズライフの方が自分に当てはまる気がしています。

ワークライフバランスとワークアズライフは何が違うのか、ストレスを抱えないキャリアを築いていうためには、どのような考え方を持つ方がストレスを軽減することができるのか、を3年目を迎えた今、自分を振り返りながら、ワークとライフについて考えてみました。

 

仕事とプライベートは天秤にかけられるか?

天秤

私はずっと「ワークライフバランス」というフレーズに違和感を持っていました。バランスということは、2極にあるものを100として、50:50になったり、70:30になったり、どちらが軽くなれば、どちらかが負荷がかかる、天秤のようなもの。

 

ワークとライフは天秤にかけるもの?

 

ワーク(仕事)は生活するために、必要最低限の収入を得る手段。その手段がなくてライフ(プライベート)が成り立つわけがない。どっちかを選ぶということより、どちらも大事!という気持ちは根本にはあったけれど、当初は仕事三昧でプライベートは後回し。家族も「私はいつも仕事」というイメージが付きまとっていたらしい…。

仕事は大変だったけれど、お客さんのことは好きだったから、頑張れた自分もいた。ワークとライフを天秤にかけることに違和感を感じていたものの、その頃は常に仕事を優先していた気がする。

バランスは全然とれていないけれど、ワークとライフが天秤にかかっていた会社員時代。

それが変化しだしたのは、独立して3年目を迎えた、つい最近のことです。

 

欲求の優先順位

優先順位

働く上で、仕事の優先順位をつけることはよくあります。転職をするときでも下記の項目などを優先順位をつけて考えたことがありませんか?

  • 給与
  • 待遇
  • 通勤時間
  • 休日
  • 仕事内容
  • 人間関係
  • 勤務時間の融通が利く
  • 休日の融通が利く
  • 自分のやりたいことができる環境
  • 自分の能力を発揮できる環境

さまざまな事柄から優先順位をつけたり、譲れないこだわりを持つことがあります。これらは、「仕事先を選ぶ」にあたっての短期的な順位なんですよね。

その目的が達成されたなら、さらに次の欲求を求めることが人間の性です。人間の欲求は主に下記の5段階にわかれている、と言われています。

 

5段階欲求

でも近年では、物理的欲求が満たされたら、精神的欲求は必ずしも山型ではなくなってきているように感じます。必ずしも誰もが尊厳欲求の役職を求めているわけでも、なれるわけでもありませんよね。尊厳欲求を満たしていなくても、自己実現欲求を満たせることもあります。

自己実現欲求・尊厳欲求・社会的欲求の精神的欲求は3段階にわかれずに、ひとくくりになってきている、そう感じています。最低限の物理的欲求を満たすことができれば、精神的欲求は今までの山型で満たされることではない、これも多様化の一つなのかもしれません。

 

天秤をかけない方がストレスも減っていく

自由

仕事の優先順位、欲求の優先順位をつけることは、ある短期的な目的を達成するためだけに順位をつけたにすぎません。長期的に順位をつけようとすると、必ずストレスがかかってきます。

 

1番仕事、2番プライベート…

と優劣をつけると、家族の事情で仕事を休むことになった場合、

なんでこんなに頑張っているのに!!

とイライラしてしまいます。

 

また、1番プライベート、2番仕事…

と優劣をつけると、

家庭を大事にしたいのに、なんで残業しなきゃいけないの??

とストレスが溜まってしまいます。

 

短期的な目的のために優劣や優先順位をつけることはいいのですが、人生という長期的なモノゴトに優劣や優先順位をつけることは、自分でストレスの種を蒔いているようなものです。優先順位をつけることで、余計に自分を苦しめていくことになります。

 

ワークも大事、ライフも大事。

 

天秤にかけない、共に大事にしたいという姿勢は、共に大事にしていくための考え・知恵を働かせるようになります。

 

誰かの手助けを得たり

時短テクニックを学んだり

得意分野を集中的に受け入れたり

自然に生産効率が上がるようになります。

 

そうすることで、ストレスを溜めずにワークも大事、ライフも大事にするキャリアを築けていくことができるようになります。

 

かくいう私も、独立して3年目になりますが、ようやくワークも大事、ライフも大事を実感できる日々を過ごせるようになりました。独立当初は物理的欲求が満たされないことが続き、紆余曲折しましたが、何でも自分でやることを辞めて、任せるところはトコトン任せるようになり、自分のペースで動けるようになってきた今日このごろです。

 

つい最近、ある方から「ストレスありますか?」と聞かれて

全くないです!

 

と即答しました。その返答に驚かれていましたけれど、本当に今ストレスは抱えていません。厳密に言えば、日々ストレスという種は小さなものから大きなものまで出没はしています。でも、私の場合は、出てきては消えていくの連続で、ずっと同じ状態を抱えている、というストレスがないのです。

満足する日常の中に、仕事もプライベートもある、そんな感じです。だからワークライフバランスではなく、ワークアズライフというフレーズの方が、私は合っているかな。

仕事は日常の中にあるし、仕事が趣味と言ってもいい、プラベートなことからでも仕事に活きることは沢山あるし、わざわざワークとライフを切り離す必要はないんですよね。

キャリアコンサルタントとして独立して10月で3年目を迎えた今、なんだか妙にワクワクしています。それはきっとずっと違和感を抱えていたワークライフバランスから、ワークアズライフな日々を送りだしてきているという実感があるからかな。

まだまだ3年目、精進していきます^^

 

 










キャリアコンサルタント_岡本陽子

投稿者: SOARist|株式会社fanfare キャリアコンサルタント岡本陽子

納得感ある仕事人生(キャリア)を築くための「働く気持ちの体力を回復し、働く気持ちのリズムを整えていく時間」を提供するキャリアコンサルタント|オンライン相談付きキャリア手帳考案者

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