20年学び、40年働き、20年引退…、という人生80年時代が移り変わり、人生100年時代に変化をしています。以前では先輩や上司を見習い、役職昇進など同様の道を辿ることが一般的なキャリアの築き方でもありました。時代は移り変わり、先輩や上司と同様に道は崩壊し、一人ひとりの個性的なキャリアを築いていくことが必要不可欠となっています。企業内で会社員として活き、活かす個性的キャリアとはどのようなものか、3つの視点から考えていきます。
現状を知る

キャリアを築いていくために、現状のことを整理していくことが大事です。現状とは、自分自身のこと、働く環境のこと、働く意味のこと、この3つのことを考えていきます。
- 自分自身を知る
- 結婚・出産・復帰における問題や旦那さんの転勤等、能力やスキル以外に働く上での困難や問題事は少なからずありますよね。家庭とのバランスや社内制度をしっかり調べながら、協力しあい、助けてもらえる部分は頼ってくことも必要です。
- 働く環境を知る
- 上司や部下などの人間関係やハラスメント問題等、会社に属して働くということは、何かしらの摩擦は生じやすいものです。自分自身で解決できることなのか、仲介を入れて解決する問題なのか、を考えてみましょう。あまり一人で抱え込みすぎると自分自身が参ってしまいます。
- 働く意味を知る
- もちろん生活をするために、収入を得るためにという理由もありますよね。他はどんなことを考えていますか?感謝される仕事に取り組んでいることが自分のやりがいに繋がったり、頼られる仕事に誇りを持っていたり…。収入の他に、働くやりがいや生きがいとしていることはどのようなことですか?
この3つの自分を取り巻く課題を解決したり、より良い方向へ進むためにはどうすればよいかを考えていきます。上司や人事との面談を通して現状を整理する機会もあるでしょう。他には企業内キャリアコンサルタントがこの役割を果たしています。
方向性を決め行動する

自分自身のこと、働く環境のこと、働く意味(生きること、やりがい)などの価値を見出したら、その個性的なキャリアを実現できる方向性を決めていきます。
方向性とは、単純に転職する、というわけではありません。役職昇進というキャリアルートが崩壊した現在において、職場内で自分の個性や能力を活かす社内での取り組み方、関わり方を考えていきます。もちろん一人よがりな考え方は会社の方針として認められないことも多いかもしれません。
ただ現状として、言われたことしかやらない、受動的な従業員が多い中で、社内環境を踏まえたうえでの自発的な発言、キャリア形成を伝えることは、経営者にとって嬉しいことでもあります。その自発的なキャリア形成を応援したくなる、背中を押していくために必要なことが、3つ目に必要となる社内プラットフォームの整備です。
社内プラットフォームの整備

企業内において、個性的キャリアの構築は、従業員が自律して自ら考えるだけではなく、その自律やキャリア形成を応援・尊重する社内風土が必要となります。個人の変化と共に企業も社内変化が問われています。
- 個性的キャリアを支援する社内風土
- キャリア支援・能力開発をする制度や仕組みを整え、活用する
- 上司や人事、企業内キャリアコンサルタントによるキャリア相談制度の運用
このような多様な働き方を踏まえた個々のキャリア支援を促進・活用できる社内プラットフォームの整備が必要です。整備をして上手く活用していくことで、より具体的に個性的キャリアを考える従業員が増え、自律的、自発的に考え、動けていけるようになります。その考えや行動の変化が、企業にとっても大きな変化に繋がります。
最後に
昨今の人材不足による、AI、自動化への移行、外国人雇用の増加…。正社員・アルバイト・派遣というくくりでもない、多様な働き方を可能としていかなければなりません。個々のキャリア支援に取り組むことが、結果として企業繁栄の支援に繋がっていくのです。
あなたはどんなキャリアを築いていきたいですか?
あなたの会社は個性的キャリア形成を応援している会社ですか?まだ制度が整っていないという場合なら、その制度を整えていくこともあなたのキャリア形成の一つになるかもしれません。制度を整え上手く活用できたなら、あなただけだなく、多数の従業員がより満足できるキャリア形成を築くことになるのだから。
